2022年1月

奇跡の音楽家メンデルスゾーンの驚異の人生

メンデルスゾーンのスコットランド旅行と文学のつながり~あの名曲『スコットランド交響曲』はこうして生まれた

この記事ではメンデルスゾーンの名曲『スコットランド交響曲』が生まれるきっかけとなったスコットランド旅行について見ていきます。

この曲の成立には彼の深い文学的教養が大きく関わっていました。特にウォルター・スコット、ゲーテの存在は欠かせません。この記事ではメンデルスゾーン自身の手紙も読みながら彼のスコットランド旅行を見ていきます。

奇跡の音楽家メンデルスゾーンの驚異の人生

メンデルスゾーン20歳のロンドン公演の衝撃~電気が走ったと演奏者に言わしめた革新的な指揮スタイルとは

メンデルスゾーンのイギリス・スコットランド旅行は彼が20歳の1829年に行われました。

そしてイギリス滞在の最初のロンドンにて、彼はコンサートを指揮します。その時の大歓迎、大成功ぶりはイギリス音楽界でも歴史上稀に見るものだったと言われています。

この記事ではそんなロンドン公演の様子をご紹介していきたいと思います。

イギリス・ドイツ文学と歴史・文化

新井潤美『ノブレス・オブリージュ イギリスの上流階級』~イギリス上流階級の実態を解説するおすすめ作品!

知っているようでほとんど知らないイギリス上流階級。

彼らは一体いかなる存在なのか。

貴族の称号はどのような仕組みなのか、遺産相続の仕組みはどうなっているのか、カントリーハウスの成り立ちや今それをどのように維持しているのかなどなど、刺激的な情報が満載です。これは面白いです!イギリス文化を知る上で非常に興味深い作品です。ぜひぜひおすすめしたい1冊です。

イギリス・ドイツ文学と歴史・文化

辻丸純一『英国=湖水地方 四季物語』~イギリスの美しき田園風景をたくさんの写真で楽しめる1冊!

この本はピーターラビットや詩人ワーズワースで有名なイギリスの湖水地方を写真家辻丸純一氏が旅し、たくさんの写真と共にその魅力をお伝えする作品です。

先に申しておきますがこの本は危険です。

読んだらものすごく現地に行きたくなります。

思わず「うわ~」と声が漏れてしまうような素晴らしい写真が満載です。ぜひおすすめしたい作品です!

名作の宝庫・シェイクスピア

熊井明子『シェイクスピアの町 ストラトフォード=アポン=エイヴォンの四季』~これを読めば現地に行きたくなる!

この本を読んでいて常に感じるのは著者のこの町への愛です。本当にこの町が好きなんだなということがものすごく伝わってきます。読んでいて思わず微笑んでしまうような、ほっこり感満載の素敵な一冊です。

私もシェイクスピアが好きなのですが、この本を読んだらもうものすごく現地に行ってみたくなります。そういう意味ではある意味危険な書物かもしれません(笑

名作の宝庫・シェイクスピア

S・グリーンブラット『シェイクスピアの驚異の成功物語』~シェイクスピアが生きていた社会はどのようなものだったのかを知れるおすすめの伝記!

前回紹介したピーター・アクロイドの『シェイクスピア伝』もかなり詳しく時代背景を描写していましたが、この作品はさらに踏み込んだ社会背景、思想状況まで語られていきます。特にエリザベス女王治世化のイギリスと宗教事情についての話はかなり面白いです。

シェイクスピアが生きていた社会はどのようなものだったのかということを知る上で非常に興味深い伝記です。

名作の宝庫・シェイクスピア

ピーター・アクロイド『シェイクスピア伝』~シェイクスピアの生涯を知るのにおすすめの伝記!

この伝記はシェイクスピアの生涯を詳しいながらも面白く紹介してくれる作品です。当時のイギリスの時代背景も詳しく解説してくれるのでとてもありがたいです。シェイクスピアという偉人がどのような社会状況の下生まれてきたかを知ることができます。

読み物としてとても面白い作品ですのでぜひおすすめしたい伝記です。

名作の宝庫・シェイクスピア

シェイクスピア『夏の夜の夢』あらすじと感想~恋人たちと妖精のドタバタ喜劇!メンデルスゾーンの序曲でも有名なおすすめ作品

『夏の夜の夢』は有名どころの作品と比べて、たしかに影の薄い作品かもしれませんが、大好きな作品です。

とにかく笑える愛すべき作品です。「スパニエル」、「石垣」がもう愛しくてたまりません。心がふっと軽くなる夢のような楽しい劇です。

シェイクスピア作品でこんなに笑える劇と出会えるなんて思ってもいませんでした。

ぜひぜひおすすめしたい作品です!

ディストピア・SF小説から考える現代社会

おすすめSF・ディストピア小説16作品一覧~SF・ディストピアから考える現代社会

SF小説はその面白さは言うまでもありませんが、現在を生きる私たちに大きな問いを投げかけます。

楽しんで読むもよし。

今の世界をじっくり考えながら読むもよし。

色んな楽しみ方ができるのがSF小説のいいところだと思います。

この記事ではそんな私のおすすめ小説15作品をご紹介します。

ディストピア・SF小説から考える現代社会

星新一『ボッコちゃん』あらすじと感想~日本SFの第一人者によるおすすめショート・ショート集!

私が星新一作品を知ったのはSF好きな友人がおすすめしてくれたのがきっかけでした。

そして読み始めてみるとその作品のインパクトに驚くことになりました。

「おぉ!これが星新一か!」

そう思わずにはいられない、独自な世界観でした。これはすごい! こんな短いページ数であっと驚く展開を具現化する力に私はすっかり魅了されてしまいました!