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美しき文化と芸術の都ウィーンへ―僧侶上田隆弘の世界一周記オーストリア編一覧
愛すべきプラハでの滞在を終えた私が次に向かったのはオーストリアのウィーン。
実質観光できたのは2日間だけではありましたが、その分ウィーンでの濃密な時間を過ごすことになりました。
では早速記事を紹介していきましょう。
ウィーンへ到着!歴史とモダンが融合した街並みに衝撃を受ける オーストリア編①
プラハを出発し、レイルジェットという特急列車に乗りウィーンへ向かいます。
チェコからオーストリアへの道は、のどかな森の中を突っ切って行きます。
車窓からは緑豊かな風景を楽しむことができます。
時折見える小川がなんとも美しかったのを覚えています。
ウィーンに到着し地下鉄に乗り換え、出口から地上に出ると、そこには驚きの光景が広がっていました。
思いのほか近代的でモダンな光景に私は度肝を抜かれてしまいました。
こんなにも近代的だったとはまったく想像もしていませんでした。
私はウィーンについては経由地として考えていたのでそこまでの予習をしていませんでした。
歴史ある文化と芸術の街というイメージが先行していたので、ここまでモダンな建築が軒を連ねているとは思ってもいなかったのです。
この記事ではそんな私の驚きとウィーンの街並みを紹介しています。
ウィーンへ到着!歴史とモダンが融合した街並みに衝撃を受ける オーストリア編①
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ウィーン散策でまず向かったのは市内中心部にそびえ立つ最も目立つ建造物、シュテファン大聖堂。
建物の構造は同時代に作られたプラハの聖ヴィート大聖堂に似ているものの、この教会の特徴は宙に吊るされた石の装飾にあります。
この石が一体何を表すのか、そもそも本当に石なのかは近くで見てもわかりませんでしたが、オレンジ色のライトに照らされた石は非常に美しかったです。
石とライトと教会。
この組み合わせはなかなか思いつきませんが、いざ目にしてみるとここまで馴染むものかと驚きました。
ウィーン散策でまず向かったのは市内中心部にそびえ立つ最も目立つ建造物、シュテファン大聖堂です。
この教会を中心に街を作ったのではないかと思うほど、街の中心に位置しています。
この教会が初めて作られたのは12世紀半ば頃、当時はロマネスク様式の建築だったそうです。
そこから14~16世紀にかけて現在の姿となるゴシック様式に改築されました。
建物の構造は同時代に作られたプラハの聖ヴィート大聖堂に似ているものの、この教会の特徴は宙に吊るされた石の装飾です。
この石が一体何を表すのか、そもそも本当に石なのかは近くで見てもわかりませんでしたが、オレンジ色のライトに照らされた石は非常に美しかったです。
石とライトと教会。
この組み合わせはなかなか思いつきませんが、いざ目にしてみるとここまで馴染むものかと驚きました。
また、この記事では地下納骨堂(カタコンベ)についてもお話ししています。
そこにはペストで亡くなった約2000体の遺骨や、ハプスブルグ家の心臓以外の内臓を納めた壺などが安置されています。
そこはすべて撮影禁止エリアで写真はありませんが、行ってみる価値ありの非常に興味深い場所でした。
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さて、次に向かうはオーストリアの誇る世界遺産シェーンブルン宮殿。
こちらはチェコ編でも何度も出てきたハプスブルク家が13世紀後半から1918年までおよそ600年以上にわたって住居にしていた王宮です。
いわば世界最強の王族の本拠地がこのシェーンブルン宮殿ということになります。
600年という長きの間ここは住居として使われていたので、何度となく増改築がされています。
そのため敷地はとてつもなく広い。
その中でも今回私は旧王宮と銀器博物館、シシィ博物館の3つの施設を訪れることにしました。
次に向かうはオーストリアの誇る世界遺産シェーンブルン宮殿。
こちらはチェコ編でも何度も出てきたハプスブルグ家が13世紀後半から1918年までおよそ600年以上にわたって住居にしていた王宮です。
いわば世界最強の王族の本拠地がこのシェーンブルン宮殿なのです。
600年という長きの間ここは住居として使われていたので、何度となく増改築がされています。
そのため敷地はとてつもなく広い。
その中でも今回私は旧王宮と銀器博物館、シシィ博物館の3つの施設を訪れることにしました。
特にシシイ美術館は日本人にも馴染みが深いものと思われます。
シシイとは皇后エリザヴェートのことで、その美しさはヨーロッパ宮廷一と称えられ、その波乱に満ちた人生は多くの人に今もなお愛されているといいます。
日本でもミュージカルとして人気を博し、宝塚でも上演されているそうです。
そのエリザベートの生い立ちや、当時来ていた衣装、その生活ぶりなどかなり細かくこの博物館は展示しています。
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シェーンブルン宮殿の見学を終え、次に向かうは聖ペーター教会。
この教会もシュテファン大聖堂のすぐ近くにあり、街の中心部にあります。
先程見学したシェーンブルン宮殿からも徒歩で10分もかからず着いてしまいます。
薄いピンクと白の色合いはなんとも心地よい感覚を私に与えてくれます。
優しく、心穏やかにさせてくれるような温かみのある空間。
厳かな空気の教会も良いが、私はこういう心穏やかになるような、優しくて親しみのあるような教会が好みです。
シェーンブルン宮殿の見学を終え、次に向かうは聖ペーター教会。
こちらの教会は1701年から1733年にかけて建設されたバロック様式の教会です。
街の中心部の大きな教会にも関わらず、そこまで観光客がいないことに驚きました。
タイミングがよかっただけかもしれませんが、これはとても幸運なことでした。
ゆっくりと教会の空気に浸ることができます。
教会内に入ってすぐに感じたのですが、どことなく薄いピンク色と白の色合いがプラハの聖ミクラーシュ教会を彷彿させます。
こちらがプラハの聖ミクラーシュ教会
改めて比べてみると、やはり似ていることがわかります。
薄いピンクと白の色合いはなんとも心地よい感覚を私に与えてくれます。
優しく、心穏やかにさせてくれるような温かみのある空間。
厳かな空気の教会も良いが、私はこういう心穏やかになるような、優しくて親しみのあるような教会が好みのようらしいです。
私がウィーンで最も気に入った教会です。ウィーンに行かれる方はぜひ訪れてみてください。おすすめです!
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ウィーンで自由に動くことのできる時間はたったの1日のみ。
その1日の最後をどう締めくくろうか、悩んだ末に私が出した答えは、教会コンサートなるものでした。
ウィーンはクラシック音楽の本場。
クラシックのクの字もわからない私ではあったが、やはり本場のクラシックというものを聴いてみたい。
しかし、いきなりドレスコードが必要な本格的なコンサートに行くのは気が引ける。
そこで色々と調べてみると、ウィーンでは毎日いたるところでコンサートが行われているというのでした。
その中でもおすすめと出ていたのがカールス教会でのコンサート。この記事ではその時の体験をお話ししていきます。
ウィーンで自由に動くことのできる時間はたったの1日のみ。
その1日の最後をどう締めくくろうか。
悩んだ末に私が出した答えは、教会コンサートなるものでした。
ウィーンはクラシック音楽の本場。
クラシックのクの字もわからない私ではあったが、やはり本場のクラシックというものを聴いてみたい。
しかし、いきなりドレスコードが必要な本格的なコンサートに行くのは気が引ける。
そこで色々と調べてみると、ウィーンでは毎日いたるところでコンサートが行われているというのです。
その中でもおすすめと出ていたのがカールス教会でのコンサート。
まず、教会自体がとても美しい。
そしてそこで行われているコンサートの質も信頼できるとのことでした。
この記事ではそんな私のクラシックコンサートの体験を紹介しています。
タイトルにもありますようにウィーン最高の思い出になりました。本当に楽しかったです!ぜひウィーンに行かれた際はここに行くことをおすすめします!
ウィーン最高の思い出、カールス教会でのクラシックコンサート。本場の音楽を初体験 オーストリア編⑤
おわりに
音楽と芸術の都、ウィーン。
たった2日間の滞在でしたがとても印象に残る国でした。
もう少しゆっくりできたらまた違った一面も見れたのかなと少し残念な気持ちも残りましたがそうも言ってられません。
次の国はボスニア・ヘルツェゴビナ。
第一次世界大戦のきっかけとなったサラエボ事件。
そして1990年代に起こったボスニア紛争。
私にとって、この国は宗教や民族のことを考える上では決して避けては通れない国でした。
いよいよこれからサラエボに滞在することになります。
一体どのようなことが私を待ち受けているのでしょうか。
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本を愛する浄土真宗僧侶です。仏教コラム、インド・スリランカ仏跡紀行、おすすめ本紹介、【親鸞とドストエフスキー・世界文学】など様々な記事を更新しています。
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