『赤軍記者グロースマン 独ソ戦取材ノート1941-45』ソ連のユダヤ人従軍記者が見た独ソ戦の現実
アントニー・ビーヴァー、リューバ・ヴィノグラードヴァ編、『赤軍記者グロースマン 独ソ戦取材ノート1941-45』 今回ご紹介するのは2007年に白水社より出版されたアントニー・ビーヴァー、リューバ・ヴィノグラードヴァ編、…
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シベリア抑留を学ぶのにおすすめ 富田武『シベリア抑留』 今回ご紹介するのは中央公論新社より2016年に出版された富田武著『シベリア抑留』です。 早速この本について見ていきましょう。 第2次世界大戦の結果、ドイツや日本など…
まず先に言っておきます。この本はものすごいです。
ノモンハン事件という、私たちも名前だけは知っている歴史上の出来事が想像もつかないほど巨大な影響を世界に与えていたということがこの本で明らかにされています。
日本はなぜ悲惨な敗北を繰り返したのか、なぜ軍部が暴走し無謀な戦闘を繰り返したのかもこの本では分析されています。読むとかなりショックを受けると思います。私もこの本を読んでいて何度も「嘘でしょ・・・」と唖然としてしまいました。それほどショッキングな内容となっています。
アウシュヴィッツのホロコーストに比べて日本ではあまり知られていないカチンの森事件ですが、この事件は戦争や歴史の問題を考える上で非常に重要な出来事だと私は感じました。
国の指導者、知識人層を根絶やしにする。これが国を暴力的に支配する時の定石であるということを学びました。非常に恐ろしい内容の本です。ぜひ手に取って頂ければなと思います。
ノーベル文学賞作家スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの主著『戦争は女の顔をしていない』現在、日本でコミック化もされている名著 今回ご紹介するのは群像社により2008年に出版されたスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著、三浦…
ヒトラーの敗北と独ソ戦の終結 アントニー・ビーヴァー『ベルリン陥落 1945』 今回ご紹介するのは白水社より2004年に発行されたアントニー・ビーヴァー著、川上洸訳の『ベルリン陥落 1945』です。 Amazonの商品ペ…
独ソ戦最大級の市街戦 戦争ノンフィクションの金字塔 アントニー・ビーヴァ―『スターリングラードー運命の攻囲戦1942-1943』 今回ご紹介するのは2002年に朝日新聞社より出版されたアントニー・ビーヴァー著、堀たほ子訳…
白水社、マイケル・ジョーンズ著、松本幸重訳『レニングラード封鎖 飢餓と非情の都市1941-1944』 今回ご紹介するのは白水社より2013年に出版された、マイケル・ジョーンズ著、松本幸重訳『レニングラード封鎖 飢餓と非情…
独ソ戦をもっと知るならこの1冊!『ワシントンポスト』『ロサンゼルスタイムス』が「最良の歴史書の一つ」と絶賛した傑作! 今回ご紹介するのはアンドリュー・ナゴルスキ著、津守滋監訳、津守京子訳『モスクワ攻防戦ー20世紀を決した…
ヒトラーはなぜ権力を掌握できたのか 神野正史著『世界史劇場 ナチスはこうして政権を奪取した』 今回ご紹介するのはベレ出版より2016年に出版された神野正史著『世界史劇場 ナチスはこうして政権を奪取した』です。 第二次世界…