宗教

『ローマ旅行記』~劇場都市ローマの魅力とベルニーニ巡礼

【ローマ旅行記】『劇場都市ローマの美~ドストエフスキーとベルニーニ巡礼』~古代ローマと美の殿堂ローマの魅力を紹介!

私は11月初旬から12月まで「ドストエフスキーの旅」と題してヨーロッパを旅しました。そしてその旅行記の中ではお話ししませんでしたが、実は私はこの日程の中でローマも訪れていたのでありました。

私もローマの魅力にすっかりとりつかれた一人です。この旅行記ではローマの素晴らしき芸術たちの魅力を余すことなくご紹介していきます。

「ドストエフスキーとローマ」と言うと固く感じられるかもしれませんが全くそんなことはないのでご安心ください。これはローマの美しさに惚れ込んでしまった私のローマへの愛を込めた旅行記です。気軽に読んで頂ければ幸いです。

イタリアルネサンスと知の革命

C・ハメル『中世の写本ができるまで』~意外と知らない中世の筆記具や本の作り方!本好きにおすすめ!

この本では中世の写本に関する様々な豆知識をたくさん知ることができます。写真が多数掲載されていますので非常にイメージしやすいのもありがたいです。

この本の前半では羊皮紙の作り方も写真で見れるのですがこれはかなり衝撃です。「こうやって作るのか!」と私も驚きました。ぜひぜひ見て頂きたい写真となっています。

私たちが愛する本はかつてどのように生産されていたのか。これは意外と目が行かない部分ではありますがいざ知ってみるとものすごく面白いです。

仏教コラム・法話

レジー『ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち』感想~教養という切り口から見る現代日本の闇。インフルエンサーの人気のメカニズムに切り込む刺激的作品

ファストフードのごとく教養を摂取しようとする現代人の闇とは

Twitterのタイムラインに流れてきてすごく気になってた本!

この本は単に「ひろゆき、中田敦彦、カズレーザー、DaiGo、前澤友作、堀江貴文」をはじめとしたインフルエンサーを批判したいがために書かれた作品ではありません。

それよりも、そのようなインフルエンサーになぜ私たちは魅力を感じてしまうのかという現代社会のメカニズムを丁寧に追っていく作品となっています。

読書好きの私にとって本当にありがたい一冊になりました。おすすめです!

ロシアの巨人トルストイ

トルストイおすすめ作品10選と解説書、作品一覧~ロシアの巨人の圧倒的なスケールを体感!

今回の記事ではこれまで当ブログで紹介してきた作品の中から特におすすめの作品を10作まずは紹介し、その後おすすめの解説書とその他作品の一覧を紹介していきたいと思います。

おすすめ作品選から漏れてしまった作品もトルストイを知る上ではどれも外せない作品です。トルストイは意外と作品が多く、当ブログで紹介していない作品もたくさんあります。ですので基本的には当ブログで紹介した作品は本当はすべておすすめ作品という位置づけなのですが、その中でも特にということで10選を選ばせて頂きました。

愛すべき遍歴の騎士ドン・キホーテ

T・ブルフィンチ『新訳 アーサー王物語』あらすじ解説と感想~イギリス中世騎士物語の王道!ドン・キホーテとのつながりも

この本は膨大な『アーサー王物語』の大まかな概要を掴むためのガイドブックとして編集された作品になります。

これはぜひおすすめしたい作品です。物語もドラマチックで楽しむことができました。この物語が現代のファンタジーやゲーム作品などにも大きな影響を与えているというのも納得です。聖剣エクスカリバーや聖杯伝説などは現代を生きる私たちにとってもワクワクさせるものがあります。物語展開の王道中の王道とこの作品は言えるのではないでしょうか。

『ドン・キホーテ』との繋がりを考えながら読むのも興味深かったです

愛すべき遍歴の騎士ドン・キホーテ

M・J・ドハティ『図説アーサー王と円卓の騎士』~アーサー王物語の概要と歴史を学ぶのにおすすめの解説書!

中世の騎士物語といえば「アーサー王物語」は外すことができません。

「アーサー王物語」といえばその内容は知らずとも一度は聞いたことがある名前ですよね。

そして実はこの物語の中であの有名な「円卓の騎士」や「聖杯伝説」、「聖剣エクスカリバー」が語られます。これは興味深いです。

図版も多数ですので視覚的にも優しい作りとなっていますので読みやすさも抜群です。

アーサー王入門に最適の一冊だと思います。これは非常にありがたい作品でした。

ぜひおすすめしたいガイドブックです。

愛すべき遍歴の騎士ドン・キホーテ

F・ギース『中世ヨーロッパの騎士』~中世騎士の成り立ちと歴史を知るのにおすすめの解説書

この本は『ドン・キホーテ』に描かれる騎士の世界が実際にどのようなものだったかということを解説してくれる作品になります。

この本を読めば騎士の始まりやドン・キホーテが奉じる騎士道とは何かということもかなり詳しく知ることができます。

特に十字軍と騎士道のつながりは非常に興味深いものがありました。

『ドン・キホーテ』が大好きな私にとってこの本はとても刺激的で面白い作品でした。

ぜひおすすめしたい作品です。

愛すべき遍歴の騎士ドン・キホーテ

岩根圀和『スペイン無敵艦隊の悲劇』~アルマダ海戦や海賊ドレイク、スペインの没落を知るのにおすすめ!

この作品は有名なスペイン無敵艦隊が敗北したアルマダの海戦の流れを詳しく追っていく作品です。

イギリスがスペイン無敵艦隊を1588年に破り、それによってスペインは没落、イギリスが海上覇権を握ったきっかけとされるこの海戦。

スペイン無敵艦隊の撃破は上の絵にありますように、有名な海賊ドレイクの活躍やイギリス艦隊の華々しい勝利として語られがちですが、実はこの海戦はそのようなシンプルな筋書きではなかったということをこの本では知ることになります。

『ドン・キホーテ』の作者セルバンテスとのつながりも興味深かったです

愛すべき遍歴の騎士ドン・キホーテ

モンタルボ『エスプランディアンの武勲 続アマディス・デ・ガウラ』あらすじと感想~ドン・キホーテ憧れの騎士アマディスの息子の物語

前回の記事「モンタルボ『アマディス・デ・ガウラ』あらすじと感想~ドン・キホーテを狂わせた騎士道物語の傑作!」ではドン・キホーテが正気を失うきっかけとなった騎士道物語『アマディス・デ・ガウラ』をご紹介しました。

そして今作『エスプランディアンの武勲 』はその続編ということになります。

主人公は前作の主人公アマディス・デ・ガウラの嫡男エスプランディアンです。

ドン・キホーテファンならば読む価値は間違いなくあります。

あの好漢エスプランディアン殿がどのようなお方だったのかがわかりとても嬉しくなります。

愛すべき遍歴の騎士ドン・キホーテ

モンタルボ『アマディス・デ・ガウラ』あらすじと感想~ドン・キホーテを狂わせた騎士道物語の傑作!

まさにドン・キホーテファンにはたまらない作品が今作『アマディス・デ・ガウラ』になります。私もこの本を手にしてニヤニヤが止まりませんでした。

実際私もこの本を読んでみたのでありますが、ドン・キホーテがはまるのもむべなるかなの名作です。作中で司祭が「この種の書物では唯一最良の物」というのもわかる気がしました。

「ほぉほぉ、ドン・キホーテはこの話を真似してあんなことをしていたのか」とニヤニヤしながら一気に読み込んでしまいました。パロディから入って元ネタを見るという楽しみを私はこの本で満喫しました。