ソ連を代表する作家ゴーリキーによるドストエフスキー批判
ゴーリキーによるドストエフスキーへの評価 前回の記事でお話ししましたように、ゴーリキーはソ連を代表する作家であり、スターリン政権下ではソ連のプロパガンダの宣伝にも大きな役割を果たした作家です。 そのゴーリキーがドストエフ…
ゴーリキーによるドストエフスキーへの評価 前回の記事でお話ししましたように、ゴーリキーはソ連を代表する作家であり、スターリン政権下ではソ連のプロパガンダの宣伝にも大きな役割を果たした作家です。 そのゴーリキーがドストエフ…
『スターリン伝』から見たゴーリキー~ソ連のプロパガンダ作家としてのゴーリキー 前回の記事でゴーリキーのおすすめ伝記『ゴーリキーの生涯』をご紹介しましたが、その後半でこの伝記ではゴーリキーとスターリンの関係があまり書かれて…
佐藤清郎『ゴーリキーの生涯』―ソ連を代表する作家の波乱万丈な人生を知るならこの1冊 佐藤清郎著『ゴーリキーの生涯』は1973年に筑摩書房より発行されました。 佐藤清郎氏は『チェーホフの生涯』や『ツルゲーネフの生涯』など多…
帝政末期・ソ連時代を代表する作家ゴーリキーとドストエフスキー ゴーリキー(1868-1936)はロシア帝政末期、そしてソヴィエト時代を代表する作家として知られています。 彼はこれまでご紹介してきたチェーホフとも深い交友関…
ドストエフスキーは『悪霊』や『カラマーゾフの兄弟』で来るべき全体主義の悲惨な世界を予言していました
文学は圧倒的な権力の前では無力なのか。思想は銃の前では無意味なのか。
私はやはりソ連の歴史も学ばねばならない。ここを素通りすることはできないと感じました。だからこそ私はドストエフスキー亡き後の世界も学ぼうとしたのでした。
今こそチェーホフとゾラを読もう!―時代と世の中の仕組みを冷静に見る視点 これまで当ブログではおよそ1カ月にわたってチェーホフについてご紹介してきました。 ドストエフスキーを学ぶ上では必須という作家ではないチェーホフをここ…
松下裕『チェーホフの光と影』チェーホフ入門におすすめ! 松下裕著『チェーホフの光と影』は1997年に筑摩書房より出版されました。 著者の松下裕氏は1930年生まれのロシア文学者です。 松下氏はドストエフスキー界隈で有名な…
佐藤清郎『わが心のチェーホフ』―チェーホフ本で最もおすすめの一冊! 佐藤清郎著『わが心のチェーホフ』は2014年に以文社より出版されました。 農奴の孫、医師・作家のチェーホフは、すべてを離れて見る眼を持っていた。そこから…
チェーホフ劇のおすすめ参考書!佐藤清郎『チェーホフ劇の世界』 佐藤清郎著『チェーホフ劇の世界』は1980年に筑摩書房より出版されました。 佐藤清郎氏に関しては何度もこのブログでご紹介していますが、改めてプロフィールをご紹…
個人的な感想ですが『桜の園』は四大劇の中では一番読みやすく、印象に残った作品でした。
時代に取り残されていくのんきな田舎貴族と、現実的な商人ロパーヒンの対比はチェーホフの力量がまさに遺憾なく発揮されています。
本を読んでいても独特な間と余韻が感じられます。もしこれを劇で観れたとしたらどれほどのインパクトを受けるだろうかと思ってしまいました。