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プラハ城衛兵の交代式とおすすめの絶景スタバをご紹介!プラハ城番外編 チェコ編⑦

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プラハ城衛兵の交代式と絶景のスタバをご紹介!プラハ城番外編 僧侶上田隆弘の世界一周記-チェコ編⑦

さて、今回はプラハ城の番外編として衛兵の交代式とプラハの街並みを見渡せる絶景のスタバをご紹介しよう。

場所はフラチャニ広場のプラハ城入り口。

プラハ城の入り口には必ず衛兵がいて、警備をしている。

実際に警備をしたり案内をしているのは緑色の軍服を着た軍人さんなのだが、この直立不動の姿勢で微動だにしない衛兵さんがプラハ城の入り口を守っている。

衛兵さんは、1時間ごとに交代する。

それまではこの姿勢のまま、まったく動かない。

・・・ぼくは知っている。

微動だにせず長時間立ち続けることのつらさを。

ぼく達お坊さんはお墓参りに行くと、長い時だと30分近く立ったままお経をあげる時がある。

お経の最中はもちろん立ったまま姿勢を一切変えることなく、お勤めする。

長時間全く微動だにせず、脚をピンと張ったまま同じ場所に立ち続けるのはなかなか筋肉に負担がかかる。

人間はたいてい無意識に足を踏みかえたり、重心をずらしたりと動いてしまう。

それをあえて全く微動だにしないというのは実はかなりきつい。

ぼくは足首をケガしていた時期があって、そのときはかなりこたえたのを覚えている。

1時間もまったく姿勢を変えないとなるとその厳しさはかなりになるのだろうなと、見ていてぞっとした。

さてさて、衛兵さんへの同情はさておき、この衛兵さんの交代が一番華やかに行われるのが正午の交代式だ。

時間の15分前からすでにそれを待つ人々でプラハ城入り口は人だかりになる。

時間になるとどこからともなく鼓笛隊の太鼓の音が聞こえてくる。

どこからだろうかと振り向いてみると、城の反対側の広場から鼓笛隊が行進してきたのであった。

それに続いて次の時間からの任務を与えられた衛兵さんたちが行進してくる。

太鼓の音に合わせて足を大きく振り上げながら歩いていく。

そしてこのあと門内で交代式のセレモニーが行われる。

しかしぼくは門内の様子が見れる位置にいなかったので何が行われていたのかはわからない。

この交代式を見るには15分以上前から場所取りをして、門内が見える位置を抑えておかなければならない。

おそらくぼくのいる位置の反対側の柵のあたりにいれば柵越しに中の様子が見えるのだと思う。

さて、セレモニーが終わるといよいよ衛兵の交代。

先導する兵士の合図に沿って、細かく衛兵が動作をこなしていく。

銃の下の部分で石畳を垂直に打ち下ろす。そこで生じる乾いたカン、カンという音がその合図だ。

一つ一つの所作に威厳があって、見惚れてしまった。

やはり洗練された所作は美しい。

この交代を終えると式は終了となる。

そしてぼくは少し急ぎ足で歩き出す。

なぜかといえば、のんびりしてるとスタバが混んでしまうのだ。

スタバはフラチャニ広場からプラハの街を見下ろすベストスポットに店を構えている。

この交代式が終わるとその流れでまた人がどっと押し寄せる。

それを回避するために早めに動かなければならないのだ。

ちなみに以前にも紹介したこの写真。

この写真にもスタバが写っている。

中央下部の白っぽい建物。

その屋上に席があり、そこにお客さんがいる。

こちらが広場から見たスタバ。

奥のロゴの横にいる男女2人組のところが特に人気スポットで、写真撮影の行列が出来ているのをぼくは何度も見かけた。

美しきプラハの景色を眺めながらコーヒーを飲めるなんて、なんと贅沢なひと時なのだろう。

このスタバには屋上だけでなく、下にもカフェスペースとテラスがある。

カフェスペースは外の景色が見えない席もあるが、テラス席は屋上と変わらず美しい景色を楽しむ事ができる。

ぼくはすっかりこのスタバにはまってしまい、プラハ滞在中に3回も来ることになってしまった。満席で入れなかった日も数えれば4回もわざわざここに足を運んでいる。

でも、それだけの価値がある。

天気のいい日だと特に気持ちいい。

ここのスタバは非常におすすめ。

以上、衛兵交代式と絶景のスタバのご紹介でした。

続く

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この記事を書いた人

真宗木辺派函館錦識寺/上田隆弘/2019年「宗教とは何か」をテーマに80日をかけ13カ国を巡る。その後世界一周記を執筆し全国9社の新聞で『いのちと平和を考える―お坊さんが歩いた世界の国』を連載/読書と珈琲が大好き/

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