ミュージカル

フランス文学と歴史・文化

ガストン・ルルー『オペラ座の怪人』あらすじと感想~劇団四季のミュージカルの原作はサスペンス感満載の作品だった!

私も大好きなミュージカル『オペラ座の怪人』。その原作を読めたのは非常に楽しい読書となりました。ミュージカルとはまったく別物と考えた方がいいです。これはこれでひとつの物語として楽しめます。読みやすく、ハラハラする展開であっという間に読み切ってしまいました。

ミュージカルファンの方にもぜひおすすめしたいです。この原作をミュージカル化したアンドリュー・ロイド=ウェバーの怪物ぶりがよくわかります。これは私にとっても非常に興味深いものがありました。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

ノートルダムフランス文学と歴史・文化

ユゴー『ノートル=ダム・ド・パリ』あらすじと感想~ディズニー映画『ノートルダムの鐘』の原作

『レ・ミゼラブル』がドストエフスキーにとって非常に思い入れのある作品であるということはお話ししましたが、まさか『ノートル=ダム・ド・パリ』も彼とここまで深い関係があるとは驚きでした。

やはり彼にとっても『ノートル=ダム・ド・パリ』はそれほど面白い作品であるということなのでしょう。

最後はまさかと思うほどの悲劇的な終わり方を迎えてしまい、ずーん…としてしまいますが心に与える衝撃というのはものすごいものがあります。私にとってもとても印象に残った作品となりました。

ジャヴェール『レ・ミゼラブル』をもっと楽しむために

「第一部 ファンチーヌ」あらすじと感想~偉大なる主人公ジャン・ヴァルジャンとは!

わずか一片のパンを盗んだために、19年間の監獄生活を送ることになった男、ジャン・ヴァルジャン。

ジャン・ヴァルジャンという名を聞けば、おそらくほとんどの人が「あぁ!聞いたことある!」となるのではないでしょうか。この人ほど有名な主人公は世界中見渡してもなかなかいないかもしれません。

そのジャン・ヴァルジャンの過去や彼の心の支えとは何なのかということがこの第一部「ファンチーヌ」で明らかにされます。

ということで早速この本を読み始めてみると、驚きの展開が待っています。