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『ビジュアル大図鑑 中国の歴史』概要と感想~写真や図版多数のおすすめ資料集!見て学ぶ中国史!

ビジュアル大図鑑中国の歴史
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『ビジュアル大図鑑 中国の歴史』概要と感想~写真や図版多数のおすすめ資料集!見て学ぶ中国史!

今回ご紹介するのは2022年に東京書籍より発行された佐川英治、岸本美緒監修『ビジュアル大図鑑 中国の歴史』です。

早速この本について見ていきましょう。

圧倒的なビジュアルで探る比類なき中国史書。

ビジュアル表現の得意なイギリスの名門出版社であるDK社と、百科事典の分野では世界的権威である中国大百科全書出版社とが、数年の歳月をかけた協業により、中国の壮大な歴史を、重要な出来事、政治勢力、権力者を通していきいきと描き出す。

5,000年前の神話の君主から清の最後の皇帝溥儀まで、中国の歴史の比類なきビジュアル年代大図鑑。
先史時代と初期の人類に始まり、中国最初の王朝の登場と初期の中国の戦乱がどのようにして皇帝主導の王朝を生み出したのか、そして中国の長い帝国時代を、貴重な多数の美術品や工芸品を織り交ぜてビジュアルで解説する。

重要な歴史上の人物、文化的業績、哲学等を明らかにすることで、秦の「初代皇帝」、唐・宋の黄金時代、そして最後の満州清朝の滅亡までの2,000年にわたる帝国中国の繁栄と衰退の過程を深堀りしている。

Amazon商品紹介ページより

この本は中国史を学ぶ上で非常に参考になると作品です。何と言っても圧倒的なボリュームの図版が最大の魅力です。しかもオールカラー!中国の歴史と文化をビジュアルで学べるありがたい作品です。

本書について「はじめに」では次のように説かれています。

中国人研究者と西欧人研究者双方による監修を受けた本書は、今から5000年以上前、伝説上の皇帝が統治した先史時代までさかのぼり、そこから壮大な中国の歴史を読み解いていく。唐王朝と宋王朝はいかにして広大な帝国を支配できたのか。筆記法や通貨はいつ発明されたのか。万里の長城が築かれた理由は何か。こうした疑問も、本書を読めば氷解するだろう。本書は「天」といった中国を理解するのに欠かせない概念を説明し、数千年にわたる悠久の歴史をたどり、中国史の節目となった重要な戦いの数々を紹介する。また、15世紀に当時としては史上最大の船でアフリカまで旅した提督、鄭和ていわをはじめ、傑出した個人にスポットライトを当てていく。

『ビジュアル大図鑑 中国の歴史』は肖像、絵画、写真、人工遺物などの図版の宝庫である。ぺージをめくるたび、始皇帝の兵馬俑、紫禁城の建築様式、そして陶器、金細工、絹、食卓用磁器など比類なき工芸品に目をみはることになるだろう。中国の優れた技術力にまつわる物語も随所に織り込まれている。読み進めるうち、製糸や印刷術はもとより、鉄器、羅針盤、火薬の発明に至るまで、中国で起きた数々の技術革新に触れることになるはずである。

東京書籍、佐川英治、岸本美緒監修『ビジュアル大図鑑 中国の歴史』P9

これまで当ブログでは『中国の歴史04 三国志の世界 後漢 三国時代』やなど、中国史のおすすめ本を紹介してきました。そのビジュアル版の資料集としてこの本が大活躍すること間違いなしです。中学高校時代にあった資料集のような存在ですね。

この本は素晴らしい写真が満載です。中国の壮大さ、文明の洗練さに度肝を抜かれること請け合いです。

これはありがたい参考書でした。

ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

以上、「『ビジュアル大図鑑 中国の歴史』~写真や図版多数のおすすめ資料集!見て学ぶ中国史!」でした。

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この記事を書いた人

真宗木辺派函館錦識寺/上田隆弘/2019年「宗教とは何か」をテーマに80日をかけ13カ国を巡る。その後世界一周記を執筆し全国9社の新聞で『いのちと平和を考える―お坊さんが歩いた世界の国』を連載/読書と珈琲が大好き/

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