長有紀枝編著『スレブレニツァ・ジェノサイド 25年目の教訓と課題』ジェノサイドを様々な視点から考える1冊

この本は前回紹介した長有紀枝著『スレブレニツァ―あるジェノサイドをめぐる考察―』の続編と言ってもいい作品です 25年という年月によって事件発覚当時では掴みきれなかった全容がようやく少しずつ明らかになって来ており、様々な角度から検証や研究が進んできています。この本はそんな長期にわたる研究の成果が詰まった1冊となっています

子供達から見たボスニア紛争とは『ぼくたちは戦場で育った サラエボ1992-1995』

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争はものすごく複雑だし、町が包囲され、攻撃されるという異常な事態を理解するのもたやすいことではない。けれどここに集められたかつての子どもたちの声は、ひどくシンプルだ。戦争とは何か。大義でもなく解釈でもなく、じつに単純に子どもたちは言い当てている。(本文より)

ボスニア紛争の流れを知るのにおすすめ!梅原季哉『戦火のサラエボ100年史「民族浄化」もう一つの真実』

この本は1992年から始まったボスニア紛争の流れを知るのにおすすめな作品です。 ボスニア紛争はあまりに複雑な背景の下起こった悲劇でした。 その複雑な背景を知るにはボスニアの歴史、ユーゴスラビアの歴史を知ることが不可欠です。 この本はそんなボスニア史を含めて、大きな視点で紛争の背景を見ていくのが特徴です。

ボスニア紛争を学ぶためのおすすめ参考書を紹介~『アイダよ、何処へ?』をもっと知るために~

『アイダよ、何処へ?』はボスニア紛争のスレブレニツァの虐殺を題材にした映画です。今年度のアカデミー賞にもノミネートされ、今話題になっています。

私も2019年にこのスレブレニツァを訪れ、その時の体験は忘れることができません。
この記事ではそんなボスニア紛争を学ぶための参考書を紹介していきたいと思います。

ソルジェニーツィン『イワン・デニーソヴィチの一日』あらすじと感想~ソ連の強制収容所の実態を告発

この作品は第二次世界大戦後のソ連の強制収容所を舞台にした作品です。ソルジェニーツィンはこの作品を通してソ連の現実そのものを描写しようとしました。

ソルジェニーツィンはソ連生まれの作家でノーベル文学賞作家であります。今回ご紹介する『イワン・デニーソヴィチの一日』はその代表作であり、『収容所群島』でも有名です。

世界的な歴史家が説く読書のすすめ~ティモシー・スナイダー『暴政-20世紀の歴史に学ぶ20のレッスン』

私たちは歴史から学ばなければなりません。そのために実際に何から始めればよいのか、それをこの本ではアドバイスしてくれます。

この記事ではその中でも私が気になったひとつ、「自分の言葉を大切にしよう」という章を紹介したいと思います。そこでは読書の意義について語られており、私の中で一番印象に残った箇所でもありました