(73)ネパールの首都カトマンドゥへ~インドとも中国とも違う独特な街並み
カトマンドゥの建築はインドとも中国とも違う独特の建築です。
私が特に気に入った旧王宮の建築は17世紀に作られたものがほとんどで、時代的には比較的最近のものです。しかしこの素晴らしい建築は美術好き、建築好きの心に響くことは間違いないでしょう。
カトマンドゥの建築はインドとも中国とも違う独特の建築です。
私が特に気に入った旧王宮の建築は17世紀に作られたものがほとんどで、時代的には比較的最近のものです。しかしこの素晴らしい建築は美術好き、建築好きの心に響くことは間違いないでしょう。
ブッダが生まれ育ったカピラヴァストゥ。
やはり現地を歩くと見えてくるものがあります。これまで本の上でしか知らなかった世界がリアルな感触をもって現れてきます。祇園精舎とカピラヴァストゥがこんなにも近い場所にあることも車で走ったからこそ体感できました。現地に来たことでブッダの生活圏が具体的に私の中に染み込んできました。
本日の目的地はブッダ生誕の地ルンビニー。いよいよ国境を越えてネパールに入国します。
ブッダは紀元前463年にお生まれになりました。母のマーヤーが里帰り出産をする帰途で急に産気づき、ここルンビニーで出産することになりました。現在、その場所はマヤ・デヴィ寺院という建物が立つ聖地となっています。
仏伝の中での重要度から言うと、この仏跡はそれほどメジャーなものではありません。
ですがブッダが母のために天へ昇ったという伝説がここから生まれたというのは何か驚くほどの実感を持って私に迫って来たのでした。
サンカシャを訪れた翌日、私は『平家物語』で有名な祇園精舎目指して出発しました。「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」のあの祇園精舎です。
祇園精舎は現在もブッダ在世時の雰囲気を感じられる素晴らしい場所でした。数ある仏跡の中でもここは特にお気に入りの場所となりました。
ここサンカシャでいよいよ私の八大仏跡の旅が始まりました。その一番最初が最もマイナーで地味な場所というのも逆に味わい深い。「こんな田舎に仏跡があるのか」というのはある意味大きな発見です。仏教がどういう場所で栄え、どういう運命を辿ったのかがわかるというものでした。
インドといえばタージ・マハル。世界で最も有名な建築物のひとつたるこの世界遺産を私も訪れました。
宮殿のようなこのタージ・マハルでありますが、ここには愛する妻を失った王の悲しみが込められていました。この記事ではそんな悲しき王のエピソードについてもお話ししていきます。
タンジャーブルでスリランカに侵攻したチョーラ朝の強大さを実感した私は次の目的地マドゥライへと向かいました。
この街の空港からデリーへと向かい私は仏跡巡りを始めるのですが、その前に南インドを代表するヒンドゥー教寺院のひとつであるミナクシ・アンマン寺院へと私は立ち寄ることにしたのでありました。
さあ、第三次インド遠征がいよいよ始まります。
私の最初の目的地は南インドの古都タンジャーブル。
私はブッダゆかりの地を巡る前にここタンジャーブルでスリランカ仏教紀行の積み残しを片付けに来たのでありました。
11世紀にスリランカを呑み込んだ大国チョーラ朝とはいかなる国だったのでしょうか。その首都を訪れてみました。
2024年2月上旬より始まった私の最後の旅・・・・
これが私の仏教や宗教を巡る旅の終着点になります。この記事ではそんな私の思いやこの旅についてお話ししていきます。