(90)インドの仏教聖地に感動できない私は僧侶失格か。ブッダガヤに沈む・・・
ブッダガヤは仏教の聖地中の聖地です。
ですが私はブッダガヤという地に対して全く感動できなかったのでした。いや、それどころではありません。私はこの地でネガティブな感情に支配されてしまいました・・・
ここで神聖な心境になれない私は仏教僧侶として失格ではないか。私はそんな念に駆られてしまったのです。
ブッダガヤは仏教の聖地中の聖地です。
ですが私はブッダガヤという地に対して全く感動できなかったのでした。いや、それどころではありません。私はこの地でネガティブな感情に支配されてしまいました・・・
ここで神聖な心境になれない私は仏教僧侶として失格ではないか。私はそんな念に駆られてしまったのです。
これまでの記事でブッダガヤ近郊を紹介してきましたが、いよいよここからブッダ悟りの聖地ブッダガヤについてお話ししていきます。
ブッダガヤのシンボルの大塔は5~6世紀頃の創建とされていて、あの玄奘三蔵法師もこの大塔にお参りしています。その聖地を私は訪れました。
日本人にとってブッダガヤという地名は有名であってもガヤーという地名はほとんど知られていないのではないでしょうか。『地球の歩き方』でもブッダガヤのページはあれどガヤーを紹介するページは存在しません。
ですがここはインド人にとっては最も重要なヒンドゥー教聖地のひとつです。この記事ではそんな聖地での体験をお伝えします。
ナーランダー大学・・・
皆さんはこの仏跡の名前を聞いたことがあるでしょうか。
ブッダ誕生の地ルンビニーや、悟りの地ブッダガヤ、初転法輪のサールナート(鹿野園)などと比べると明らかにマイナーな遺跡です。
しかしこの遺跡こそ私がインドで最も感動した仏跡のひとつとなったのでした。
ラージギル(王舎城)周辺には5つの岩山があり、そのひとつがブッダの説法で有名な霊鷲山です。この山が私達日本の仏教徒にとって重要な聖地となったのは何と言っても、ここが無量寿経や法華経の舞台であるからです。
今回の記事ではそんな霊鷲山に登った体験をお話ししていきます。
前回の記事ではネパール仏教の象徴スワヤンブナートを紹介しましたが、今回の記事ではそのネパールの独特な仏教事情についてお話ししていきます。特に記事タイトルにあるように、日本と同じく妻帯する仏教がこの国に存在するという点に注目していきたいと思います。
ネパール仏教の象徴たるスワヤンブナート。この寺院はネパール仏教最古の仏教寺院として知られる世界遺産です。
スワヤンブナートは独特な空気が漂う場所でした。インドともスリランカともやはり違います。そしてやはりあの目です。「ネパールといえばこれ」というほど私の中に強烈な印象を残した場所でした。
カトマンドゥの建築はインドとも中国とも違う独特の建築です。
私が特に気に入った旧王宮の建築は17世紀に作られたものがほとんどで、時代的には比較的最近のものです。しかしこの素晴らしい建築は美術好き、建築好きの心に響くことは間違いないでしょう。
コロンボ滞在の中で私が特に楽しみにしていたことがあります。
それがAFP通信社コロンボ支局長との面会でした。
AFP通信社はフランスに本拠地がある世界的なメディアですが、あるご縁からそのコロンボ支局長とお会いすることになったのです。そして私はスリランカ情勢などについて質問させて頂きました。
前回の記事でスリランカにも大乗仏教の伝統が存在していたことをお話ししましたが、今回の記事ではそんなスリランカの大乗仏教の流れについてざっくりとお話ししていきます。
仏教とは何かを考える上で非常に重要なポイントがこの記事で語られることになります。読者の皆さんもきっと驚くことでしょう。