
ようこそこのページにお越しくださいました。
ここでは「カラマーゾフの兄弟を読む」という連載記事を掲載しています。
この連載のコンセプトは至ってシンプルです。『カラマーゾフの兄弟』を読み、私の中でぐっと来た部分をただひたすら書き出し、思うことを述べていくというものになります。
構成も何もあったものではありません。ただ流れに沿って『カラマーゾフ』を楽しむのみです。
私がこうした記事を書こうと思ったのは南欧のキルケゴールとして名高い哲学者ウナムーノの『ドン・キホーテとサンチョの生涯』という作品がきっかけです。
ドン・キホーテ愛に溢れたこの作品のように、私も『カラマーゾフ』を純粋に楽しんで書いてみたい。私の愛する小説について自由に書いてみたい。
そんなことを思ったのです。
私自身2019年から2023年にかけて「親鸞とドストエフスキー」の研究をしておりましたので、この作品は馴染み中の馴染みです。ですが、そうした研究から離れて純粋に楽しむというのはかなり久々のことでありました。
そしていざ読んでみると、まさに至福・・・!
素晴らしい小説はどんなエナジードリンクよりも力をくれます。
ドストエフスキーの言葉の選び方、人間造形、そのどれもが圧倒的・・・!同じ「物書き」として恥じ入りたくなるほど見事な文章です。こんな物語を書けたら・・・と打ちひしがられもするのですが、それでもやはりこんな宝物のような物語が人類に遺されているということだけで嬉しくなります。
私の人生に最も大きな影響を与えた小説は間違いなくこの『カラマーゾフの兄弟』です。
その『カラマーゾフ』に全身全霊で体当たりしようというのがこの連載です。ぜひその熱気を皆さんにも体感して頂けましたら幸いでございます。
目次
上巻

-
連載記事「カラマーゾフを読む」~ドストエフスキーの最高傑作を味わい尽くす!
-
(1)ドストエフスキーが愛する妻に捧げた小説、それが『カラマーゾフ』だった
-
(2)実は意義深い「作者の言葉」~これがあったからカラマーゾフは名作になれた?
-
(3)最低最悪の父親フョードルの登場~私たちの常識をはるかに超えていくロシアの怪物
-
(4)息子の存在を忘れる父親がいるだろうか、いや、いるのである。なぜなら、それがフョードルだから。
-
(5)イワンとアリョーシャは二度目の妻の子。そしてその意味とは
-
(6)ねじけた人間を冷静に観察するドストエフスキーに痺れる!
-
(7)カラマーゾフのキーマン、ゾシマ長老とは何者なのか
-
(8)繊細な心理バトルがさりげなく仕込まれている『カラマーゾフ』
-
(9)フョードルの道化ぶりに笑えるようになったのは私が年をとったからなのだろうか
-
(10)『カラマーゾフ』執筆直前に亡くなった最愛の息子アリョーシャ。ドストエフスキーの実体験がこの小説には込められている
-
(11)愛する我が子を失った母親を慰めるゾシマ長老の言葉に胸打たれる・・・!
-
(12)「来世は何によって証明し、何によって確信すればよろしいのでしょう」
-
(13)国家と教会、当時のロシアの時代背景について~カラマーゾフをもっと楽しむために
-
(14)「神がいないならば、善もない」つまり、何をしても「罪と罰」はない・・・
-
(15)あまりに意味深なゾシマの跪拝~カラマーゾフは父親殺しの小説か
-
(16)ゾシマ・アリョーシャは法然・親鸞の関係に似ている?
-
(17)「これはまた何の寝言だい?いや、君らは……貴族だよ!」~ラキーチンの名言が炸裂!
-
(18)生涯『ヨブ記』を愛読していたドストエフスキー~真実はウグイの中にゃありませんぜ!
-
(19)宗教は本能?フョードルの生理的な恐怖から考える
-
(20)結局、スメルジャコフの父は誰なのだろうか
-
(21)カラマーゾフとシラーの『群盗』の深い関係~ドミートリイの名言はこうして生まれた
目次
中巻

記事が見つかりませんでした。
目次
下巻

記事が見つかりませんでした。