Vatican

Travels in Rome" - Charms of the Theater City of Rome and Pilgrimage to Bernini

(22) Bernini "St. Longinus" - A huge sculpture of St. Peter's Basilica. A masterpiece bursting with Bernini's illusions!

この記事ではあの「ロンギヌスの槍」を題材にしたベルニーニの傑作をご紹介します。

サン・ピエトロ大聖堂にある『ロンギヌス』はバルダッキーノやその先に見えるカテドラ・ペトリのちょうど反対側の向きにあります。そのため多くの人がこの像を見逃して帰ってしまうかさっと流して終わってしまいます。ですがそれはあまりにもったいないです。ぜひこの像にも時間を割くことをおすすめします。

ベルニーニの魔術がこれでもかと炸裂した傑作です。細部にまで彼得意の超絶技巧が施された必見の彫刻です!

Travels in Rome" - Charms of the Theater City of Rome and Pilgrimage to Bernini

(21) Bernini's "Baldacchino" - A masterpiece bronze statue that stands out in St. Peter's Basilica! And a surprising episode with the Pantheon.

ローマ・カトリックの総本山バチカンの象徴サン・ピエトロ大聖堂。その中央祭壇にどんと鎮座するのが何を隠そうベルニーニ作のバルダッキーノです。

ブロンズで作られたこの巨大なバルダッキーノ。ひねりが加わった柱に黒々としたその巨体。私も2019年に初めてこれを見た時には度肝を抜かれました。まさに言葉を失ってしまうほどの衝撃でした。

私はサン・ピエトロ大聖堂が大好きです。この教会は何から何まで驚異的なスケールで私を圧倒します。

ですがそれもやはりベルニーニの傑出した才能があってこそです。バルダッキーノがなければこの聖堂の見栄えは全く違ったものになっていたことでしょう。この記事ではそんなバルダッキーノについてお話ししていきます。

Travels in Rome" - Charms of the Theater City of Rome and Pilgrimage to Bernini

(4) Campidoglio designed by Michelangelo - an iconic Roman building overlooking the Roman Forum

『「すべての道はローマに通じる」というのはあまりに有名な言葉だが、ローマのどこに通じるのかというと、それはこのカンピドーリオなのである』

漠然と知っていた言葉の背景を知れるのはやはり面白い。

そういう意味でも古代ローマを学ぶのであるならばまずはここからスタートすべきという石鍋真澄の言葉は非常に納得できるものがあります。

そして何と言ってもやはり注目したいのが、現在のカンピドーリオがミケランジェロの設計だという点です。この記事ではそんなカンピドーリオについて見ていきます。

The Rise and Fall of the Roman Empire, the Vatican, and Roman Catholicism

Masumi Ishinabe, "Bernini: Giant Star of Baroque Art" - Recommended biography of the Roman genius Bernini! Read this and you will love Rome even more!

芸術とはそもそも何なのか。なぜ私たちはローマに惹き付けられるのか。

その鍵がベルニーニにある。

ベルニーニを知れば新たに見えてくるものがあるということを強烈に感じた1冊でした。

またローマに行く時には前回とは違ったローマが見えてくるのは間違いないと思います。

ローマにこれから行かれる方、そしてローマに興味のある方にぜひぜひおすすめしたい名著です!ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

The Rise and Fall of the Roman Empire, the Vatican, and Roman Catholicism

Pen BOOKS The Origins of Beauty, Ancient Greece and Rome - A recommended introduction to the origins of European art.

私はここ一か月半ほどローマ帝国について学んでいます。そんな私にとって古代ギリシャ、ローマ美術について概観できるこの本は非常にありがたいものがありました。

この本はとにかく写真が満載で、ビジュアル的に非常にわかりやすい作品となっています。

古代ギリシャやローマの歴史の展開もざっくりとではありますが解説されますし、時代背景や当時の人々の生活まで学ぶことができます。

これを読めば古代ギリシャ、ローマ美術が身近に感じられます。そして実物を観たくなってきます。

入門書としてぜひおすすめしたい一冊です。

The Rise and Fall of the Roman Empire, the Vatican, and Roman Catholicism

Ovidius, "The Metamorphosis Story" Synopsis and Comments - A short story about ancient Greek and Roman mythology that had a huge impact on European art!

ウェルギリウスとオウィディウスという二人のローマ詩人の存在は後のヨーロッパ文化に凄まじい影響を与えることになりました。まさにヨーロッパ芸術の源泉たる二人です。その二人の作品を読むことができてとても興味深い体験になりました。

これらを読めばヨーロッパの絵画や彫刻、文学と接した時に「あ、これか!」となる機会が増えること間違いなしです。すでにわたしはそんな場面にどんどん遭遇しています。これは面白いです。
この記事ではそんな『変身物語』とベルニーニ、ドストエフスキーとのつながりもお話ししていきます。

The Rise and Fall of the Roman Empire, the Vatican, and Roman Catholicism

Edward Gibbon's "The History of the Decline and Fall of the Roman Empire" - A look at why Rome fell! A great historical book loved by great men!

1776年に発表された『ローマ帝国衰亡史』は時代を超えて読み継がれてきた名著で、チャーチルやネルー、アダム・スミスら錚々たる偉人達にも愛されてきた作品です。

Why did the Roman Empire, which had enjoyed such prosperity, collapse?

単に蛮族が侵入したから崩壊したという単純な観方でいいのだろうか。

What was happening in the prosperous Roman Empire?

This work is a good way to think about them.

And while following the course of history, the book also offers lessons that are relevant today. This is a very deep book!

This book, which discusses various considerations in addition to Gibbon's writing, which is as easy to read as a novel, is still one of the best books of all time.

The Rise and Fall of the Roman Empire, the Vatican, and Roman Catholicism

佐藤幸三『図説 永遠の都 カエサルのローマ』~フォロ・ロマーノのおすすめガイドブック!

この本はあのカエサルの歴史と共に古代ローマ帝国の中心地フォロ・ロマーノを見ていくガイドブックになります。

この本はとにかく写真や図版が大量に掲載されていて現地の様子をイメージするのにとても助かります。

また地図も充実していて、何がどこにあるのかというのも知ることができます。そしてそれらひとつひとつの歴史もこの本では学ぶことができます。

これは現地で実際に歩く際に非常に役に立つものと思われます。

The Rise and Fall of the Roman Empire, the Vatican, and Roman Catholicism

アンドレ・シャステル『ローマ劫掠 1527年、聖都の悲劇』~神聖ローマ帝国軍によりローマが破壊略奪された衝撃の事件とは

この本は石鍋真澄著『教皇たちのローマ』とセットでおすすめしたい作品です。

荘厳で圧倒的な美しさを誇るバチカンの信じられない歴史を目の当たりにすることになります。

私はこの本を読んでからのこの一か月弱、いまだにそのショック状態から抜け出せておりません。それほどの衝撃です。宗教だけでなく、人類の歴史としてこの出来事は非常に大きな意味を持っていると私は感じています。

The Rise and Fall of the Roman Empire, the Vatican, and Roman Catholicism

江村洋『カール五世 ハプスブルク栄光の日々』~スペイン最盛期の王カール五世の生涯と当時の西欧事情を知れるおすすめ作品

「この男をもって、ハプスブルク家は最盛期を迎える。若きスペイン王として君臨し、皇帝の冠を抱いたのちは、ヨーロッパだけでは飽きたらず、アフリカにまでその手を伸ばした戦いと栄光の日々。しかし、王家と自身の黄昏は、静かに忍び寄っていた―。ハプスブルク家が光に満ちた最後の姿を描いた傑作評伝」

この本はサッコ・ディ・ローマ事件について知りたかった私にとって非常にありがたい作品でした。中世ヨーロッパに君臨した巨大な王の生涯を知れる素晴らしい一冊です。