前回の記事「ジャヴェールこそレミゼのもう一人の主人公である！愛すべき悪役ジャヴェールを考える」ではジャヴェール（ジャベール）こそ『レ・ミゼラブル』のもう一人の主人公であるということをお話ししました。

そして今回の記事ではそのジャヴェールがなぜ自ら死を選んだのかということを、レミゼの原作にたずねていきます。

私にとって、『レ・ミゼラブル』で最も印象に残った人物がこのジャヴェールです。

このキャラクターの持つ強烈な個性がなんとも愛おしい。

たしかに悪役なのですがなぜか憎みきれない。

そんな魅力がこの男にはあります。

この記事ではそんな「もう一人の主人公」ジャヴェールについてお話ししていきます。

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さあ、ついに『レ・ミゼラブル』も最終巻。

最高に美味しいものを心ゆくまで味わった幸福な満腹感とでも言いましょうか、とにかく心地よい満足感です。

これまでずっと戦い続けてきたジャン・ヴァルジャンに「お疲れ様」とねぎらいたくなる気持ちでいっぱいになります。

There is salvation in this story. I feel better after reading it.

この作品をドストエフスキーが好きでいてくれてよかった！

ドストエフスキーは人間のどす黒さを描く暗い作家というイメージが世の中では根強いです。

ですがそんな彼が愛してやまない作品がこの光あふれる『レ・ミゼラブル』なのです。

In this volume, the young man Mariyus' upbringing and his character will be depicted over the course of almost an entire book.

The third volume ends with a hand-to-hand confrontation between the Thénardier family, Jean Valjean, and Javert. This is also not to be missed.

We, the readers, witness the scene through the eyes of Mariyus, who peeks through a hole in the wall to see what happened.

This scene is really great as well. Amazing sense of realism!

One can only tip one's hat to Hugo's ability to describe such a scene using only words.

第２巻は物語の展開がドラマチックで、なおかつ息もつかせぬ緊張感があります。

ここまで読み進めることができたらもう止まることはできません。

きっとここからは挫折することなく一気に読んでいくことができるでしょう。

いよいよ盛り上がって参りました。『レ・ミゼラブル』、非常に面白いです。