Germany

Dreamland Disneyland Research

Andersen's Masterpieces: The Little Matchmaker / The Little Mermaid" - Andersen's fairy tales that only adults can read!

子供の時以来のアンデルセン童話は想像していたよりもはるかに奥深い作品でした。

そこには大人だからこそわかる物語の繊細さがあります。大人になって色んな経験をし、人生について様々な思いがあるからこそ見えてくるアンデルセン童話の味わい。

この切なさ、繊細な感受性をぜひ味わってみて下さい。本当に面白いです。おすすめです!

The Amazing Life of Mendelssohn, the Miraculous Musician

Kyoko Nakano, "The Secret Love of Artists: Mendelssohn, Andersen and Their Times" - Unexpected relationship between Jenny Lind, a diva, and two

19世紀を代表する作曲家メンデルスゾーン、デンマークの童話作家アンデルセン、スウェーデンの歌姫ジェニー・リンド。これら3人の大芸術家たちが織り成す物語。そして中野京子さんの筆が冴える冴える!とにかく面白い作品です!面白過ぎてあっという間に読んでしまいました。音楽ファンならずとも楽しめること請け合いです!

Europe through Classical and Western Art

List of 20 works in Hinomadoka's "Composer's Story Series" - Recommended book for an introduction to classical music! A miraculous series of biographies where you can also learn about the historical background and culture!

こんなに面白い伝記作品たちに出会えて私は幸せです!

歴史に残る大音楽家たちの人生を当時の時代背景と共に学べる最高の伝記です。

著者のひのまどかさんの圧倒的な語りにはただただ脱帽です。衝撃の面白さです!

クラシック音楽に縁のなかった人こそぜひ読んでみて下さい!私もこの作品を通してはじめてクラシックとつながることができました!

Europe through Classical and Western Art

福田弥『作曲家◎人と作品 リスト』~超絶技巧で有名なピアニストの生涯を知るのにおすすめの伝記

この伝記では天才リストの精神的な苦悩についてもかなり語られます。

私生活の問題、家庭内の問題もそうですが、そこに宗教的な問題もリストが抱えていたというのは驚きでした。聖職者になろうとするまで信仰問題について思い詰めていたというのは意外でした。

この本はそんな彼の伝記に加えて、巻末には作品解説まで収録されています。

Europe through Classical and Western Art

矢羽々崇『「歓喜に寄せて」の物語〔改訂版〕ーシラーとベートーヴェンの『第九』』~年末恒例の名曲の秘密に迫る1冊!

ベートーヴェンがこの曲を生み出した背景には何があったのか。そして同時代人たちはその時何を思い、どんなことをしていたのか。

これは私にとって非常に興味深いものがありました。また、これほどシラーについて詳しく書かれている本はかなり貴重です。

私も生でベートーヴェンの『第九』を聴きたくなりました。

Europe through Classical and Western Art

宮本直美『コンサートという舞台装置 交響曲とオペラのヨーロッパ時代』~オペラとクラシックコンサートの成り立ちを知れるおすすめの一冊!

クラシック音楽とはそもそも何なのか。コンサートという仕組みはそもそもどういう成り立ちで生まれてきたのか、またそこに込められた意味合いはどういうものなのか。社会の歴史、文化、思想とどのようなつながりがあるのか。こうしたことを広い視野で見ていけるこの作品はとても面白い1冊でした。ぜひぜひおすすめしたい作品です。

The Amazing Life of Mendelssohn, the Miraculous Musician

池辺晋一郎『メンデルスゾーンの音符たち 池辺晋一郎の「新メンデルスゾーン考」』~メンデルスゾーンの名曲を解説する1冊!

この本の語り口はかなり軽快で難しい哲学的な話ではなく、読者に語りかけるかのような雰囲気でとても読みやすいです

音楽に関する本を読んだことがほとんどない私にとって、音楽理論が書かれた本を読むというのはものすごく興味深い体験でした。音楽の専門家はこうやって楽譜を見ながら音楽を味わっているのだなと想像して読むのはとても楽しかったです

The Amazing Life of Mendelssohn, the Miraculous Musician

山下剛『もう一人のメンデルスゾーン ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼルの生涯』~作曲家メンデルスゾーンの姉もすごかった!

ファニーは作曲家フェリックス・メンデルスゾーンの4歳年上の姉です。

彼女はフェリックスを凌駕するほどの音楽的才能を持ち、彼の音楽家人生を陰ながら支えた人物です。

これまで祖父モーゼス、父アブラハムと見てきましたが、姉のファニーもものすごい才能の持ち主でした。メンデルスゾーン一族恐るべしです。

British and German Literature, History and Culture

Sanshiro Yokoyama, "The Rothschilds" - Recommended for a history of the Rothschilds that is not a conspiracy theory!

ロスチャイルドといえばよく陰謀論が語られます。一概にそれらを否定するわけではありませんが世に出ているロスチャイルドの本や記事がほとんどが陰謀論的なものなのではないかというほどです。

ですがそんな中この本は陰謀論的ではなく歴史的にどのような過程を経てこの一族が力を得てきたかが語られる、とてもありがたい参考書となっています

The Amazing Life of Mendelssohn, the Miraculous Musician

大銀行家アブラハムとメンデルスゾーン銀行の繁栄~作曲家フェリックス・メンデルスゾーンの父ーあのロスチャイルド家とのつながりも

『かつて私は偉大な父の息子として知られていた。だが今では偉大な息子の父親として知られている』と話すフェリックス・メンデルスゾーンの父アブラハムですが、やはり彼も並々ならぬ人物でした。

大銀行家として財を成したアブラハムとあのロスチャイルド家とのつながりも非常に興味深いものがありました。