classical music

MendelssohnThe Amazing Life of Mendelssohn, the Miraculous Musician

Madoka Hino, "Biography of a Musician: One Book to Read at the Beginning, Mendelssohn" - A recommended work to learn about the amazing life of the Jewish musical genius!

Madoka Hino's work "can be read by ages 10 and up and is a real inspiration for adults. It is written with the concept of "making the lives of the great musicians in history as easy to read as a story. This is easier said than done, but how difficult it must be!

This book, however, is a perfect example of this concept! I have devoured many biographies of great people from all ages and cultures, and Madoka Hino's biography is of outstanding quality. I have read many biographies of the greats, both old and new, and I can say that this biography of Mendelssohn is one of the best of them all.

This is a great book among great books that I highly recommend! I wish that this book will be spread more and more widely!

British and German Literature, History and Culture

Harumi James, "The Scarlet Queen" - Recommended biography to learn about the life of Mary, Queen of Scots, a tragic, too tragic woman.

悲劇的、あまりに悲劇的!

この伝記を読んで私は思わず頭を抱えてしまいました。

こんなに悲劇的な人生があるだろうかと思わず涙が出そうになってしまいました。

この伝記で描かれるメアリ・ステュアートがあまりに魅力的で、こんな偉大な人物がどうしてここまで悲劇的な目に遭わなければならないのかと運命を恨みたくなります。

この伝記はぜひぜひおすすめしたいです。ジェイムズ治美さんの語り口も素晴らしく、あっという間に引き込まれてしまいました。この本を読めばイギリス・スコットランドの見え方が変わってくるほどです。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

Marx Engels Writings and Related Works

ジャック・バーザン『ダーウィン,マルクス,ヴァーグナー 知的遺産の批判』~なぜ彼らは世界を席巻したのか!その秘密に迫る名著!

この本は「ダーヴィンとマルクスがなぜこんなにも世界を席巻したのか」という、私が最も知りたかったことを解説してくれる刺激的な作品でした!これは面白いです!

この作品については以前マルクスの『資本論』を読んだ際にも参考にしました。

『資本論』はあまりに難解で膨大な作品ですが、「その理解不能さが逆に世の中から聖書のように扱われる大きな理由となった」という著者の説は非常に興味深いものがありました。

The Amazing Life of Mendelssohn, the Miraculous Musician

星野宏美『メンデルスゾーンの宗教音楽』~忘れられていたバッハを再発見したメンデルスゾーンの偉業を知るのにおすすめ!

この本はメンデルスゾーンの宗教曲を楽しむための格好の解説書となっています。正直私は音楽家ではないので細かい音楽理論はわかりません。ですがそれでも楽しくこの本を読むことができました。

タイトルをパッと見ると難しそうな本だなと思ってしまうかもしれませんが読んでびっくりの読みやすさです。

メンデルスゾーンについてもっと知りたい方にぜひともおすすめしたい作品です。

Europe through Classical and Western Art

上原彩子『指先から、世界とつながる ピアノと私、これまでの歩み』~日本人初のチャイコフスキーピアノコンクール優勝者の自伝的エッセイ

この本では上原彩子さんの幼少期から現在に至るまでのピアノ人生を知ることができます。

幼い頃からの猛烈な練習と素晴らしい先生たちとの出会い、そして周囲も驚く決断の数々。

この本の帯で「そんな人生もおもしろいんじゃない?」と書かれていましたがまさにその通り。

読んでいてびっくりするような上原さんの人生がこの本では語られます。

音楽大学へ通わずして国際コンクールで優勝した上原さん。その秘密は何だったのか。

子供時代のヤマハでのレッスンや海外での経験は非常に興味深かったです。

Europe through Classical and Western Art

Hino Madoka, "Biography of a Musician: A Book to Read at the Beginning: Fumio Koizumi" Synopsis and Impressions - The amazing life of an ethnomusicologist who had a tremendous impact on Japanese music.

今作で特に印象に残ったのは小泉文夫さんが音楽研究のために留学したインドでのお話でした。

私は僧侶ということでやはりインドにはかなり興味があります。

I was still struck by the image of Fumio Koizumi, who devoted himself to music research in India.

He has a broad perspective and an uncommon inquisitive mind to learn about various music and cultures from all over the world. He also has the ability as an educator to convey this information in an easy-to-understand and enjoyable way.

I was just amazed that such an amazing person existed in Japan.

Russian History and Culture and Dostoevsky

O・ファイジズ『ナターシャの踊り ロシア文化史』~ロシアの文化・精神性の成り立ちに迫るおすすめ参考書!

ロシア的な精神とは何なのかということを学ぶのに最高の一冊!。

文化がいかにして出来上がっていくかということを考えさせられます。

私個人としては、この本を読んで特に印象に残ったのはオプチナ修道院についての記述です。

この修道院は晩年のドストエフスキーが訪れた、ロシアのとても名高い修道院で、あのトルストイも何度も足を運んでいます。

この本はドストエフスキーのキリスト教理解を学ぶ上でも非常に重要な視点を与えてくれます。

The Amazing Life of Mendelssohn, the Miraculous Musician

List of articles on Mendelssohn, the German composer of genius - an amazing family tree and his life, as well as recommended books to learn about his works.

スメタナの伝記から始まった私とクラシックとの出会い。

これまで全くクラシックに関心のなかった私でしたが、まさかこんなにはまるとは思ってもいませんでした。

そしてその中でもやはりメンデルスゾーンと出会えたのが何より大きかった・・・!

なぜ私はこんなにも彼に惹かれたのか。

音楽はもちろん、彼の生涯、性格、そして文学とのつながりなどなど、考えてみればきりがないのですが、この記事で紹介した内容を読んで頂ければその魅力がきっと伝わってくれるのではないかと思います。

A Taste of Goethe, Germany's Great Poet

メンデルスゾーンとゲーテの交流と友情~『イタリア紀行』に強い影響を受けたメンデルスゾーン

ゲーテとメンデルスゾーン。

二人の天才の親交は年齢を超えた深いものがあったと私は感じています。

くしくも両者とも文学や音楽の幅を超えた万能の天才です。

二人にしかわからない何かがあったと想像するのはロマンがありますよね。

私はゲーテもメンデルスゾーンも大好きです。

その結びつきを感じることは、私にとってとても幸せな時間でした。

British and German Literature, History and Culture

リチャード・キレーン『図説 スコットランドの歴史』~写真多数!イギリス・スコットランドの関係性を知れるおすすめの参考書

この本の特徴はまず何といっても写真や絵が豊富で、歴史をイメージしやすいこと。そしてイングランドとの関係性に力点を置いている点が挙げられます。特にシェイクスピアが好きな私にとっては16世紀から17世紀にかけてのイギリス王家の流れに興味があったので、スコットランドという違う視点からイギリスを見れたのでこれは非常に興味深いものでした。