Kafkers.

Tolstoy, the Russian Giant

Toshiko Kobayashi, "The Sumeru, the Oldest Human Civilization" - A recommended introduction to who the Sumeru people were who flourished in the early Mesopotamian civilization.

シュメル文明単独で書かれた本というのは意外と少ないです。そんな中でシュメル文明とは何かということの全体像をわかりやすく語ってくれる本書は非常にありがたい作品です。

今から5000年前にこんな世界があったのかと読んでいて驚くばかりでした。

楔形文字の発明や神話というメジャーな話題だけでなく、気候や地理、政治経済などそれらが生まれてくる背景も語られるのでこれは非常に興味深いものがありました。

Tolstoy, the Russian Giant

Sumerian Mythology" - A book that allows you to enjoy the myths that have influenced world religions, such as "The Creation of Man," "The Legend of the Flood," "Inanna's Descent into the Underworld," and more!

この本では様々なシュメール神話を読むことができます。

Of these, I am still interested in "The Creation of Man," "The Legend of the Flood," and "Inanna's Descent into the Underworld.

前の2つは聖書に直接関わるものであり、後者は『古事記』のイザナギ・イザナミの物語を彷彿とさせるものです。これにはとても驚きました。

Tolstoy, the Russian Giant

The Epic of Gilgamesh" Synopsis and Impressions - Noah's Ark Originated Here! The oldest world literature was more interesting than I had imagined!

単なる古代の神話とあなどるなかれ。訳者が述べるように、この叙事詩は私たちの想像を圧倒的に超える面白さです。私もこの作品を読んで度肝を抜かれました。今から5000年も前に書かれた物語がこんなに面白いなんて・・・!

現代の小説や物語と比べても遜色がないくらいドラマチックで面白い作品です。5000年前の人類の英知をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。非常におすすめです。

Tolstoy, the Russian Giant

Kazuro Mori, "The Ark That Was Hijacked: The Drama of Mount Ararat" - Noah's Ark originated from "The Epic of Gilgamesh"! A book to learn about the Armenian genocide as well.

現在トルコ領となっているアララト山は旧約聖書で「ノアの箱舟」が漂着した場所として知られる聖地中の聖地です。

ですがその「ノアの箱舟」の物語が実は紀元前3000年から2600年頃に繁栄したメソポタミア文明のシュメール神話『ギルガメッシュ叙事詩』から着想を得ていたという驚きの事実がこの本では語られます。

また、この本の後半ではアルメニア虐殺に至るまでの歴史も知れますし、とにかく盛りだくさんの一冊です。わかりやすくてとても読みやすい本ですのでぜひぜひおすすめしたい作品です。

Tolstoy, the Russian Giant

牧本次生『IT立国アルメニア 中東・コーカサスに輝くシリコンバレー』~急激に発展するアルメニアIT!日本はこれからどうなるのか

この本は日本のIT分野の第一人者牧本次生氏による作品になります。

最古のキリスト教国アルメニア、旧ソ連の雰囲気が残るアルメニア。

私はそのような面からアルメニアを知ることになりましたが、そこから最先端のIT立国アルメニアを知れたのがこの本でした。

様々な面からこの国のことを見ることができたのは私にとっても貴重な経験になりました。

Tolstoy, the Russian Giant

G. Poghosyan, "25 Stories about Armenia" - Recommended Guidebook! Read this and you will want to go to Armenia!

この本はアルメニアを知るためのガイドブックとしてとても優れています。アルメニアがとても魅力的に感じられ、ぜひぜひこの国に行ってみたいなという気持ちになります。歴史と文化、そして現在のアルメニアをわかりやすく解説してくれるありがたい作品です。巻末には旅のアドバイスも掲載されており、旅行のガイドブックとしてもとてもおすすめです。

Tolstoy, the Russian Giant

篠野志郎『アルメニア巡礼 12の賑やかな迷宮』~圧倒的な廃墟感、ダークでディープな旧ソ連を感じるならこの1冊!おすすめアルメニア本!」

『アルメニア巡礼 12の賑やかな迷宮』はソ連崩壊後取り残された旧共産圏の姿を知る上でこの上ない作品なのではないかと私は思います。日本ではありえないインフラ事情がどんどん出てきます。あまりに異世界過ぎてかなりショックを受けました。先程はホテルの話を引用しましたが、他にも驚きの内容がどんどん出てきます。

もちろん、アルメニアの教会建築を知る上でもこの本はすばらしい参考書です。私はこの地域のキリスト教文化に関心がありましたのでそういう面でもこの本はとてもありがたい作品でした。

Tolstoy, the Russian Giant

篠野志郎『写真集 東アナトリアの歴史建築』~知られざるトルコ、アルメニア、シリアの独特な教会建築とは!

今回紹介した『写真集 東アナトリアの歴史建築 Stone Arks in Oblivion』も非常に貴重な作品です。こうした作品に出会えたことはとても幸運なことに思えます。この本が世に出たということの意味を考えさせられました。

正直、かなりマニアックな本です。私もトルストイを通してカフカースを学んでいなかったら一生出会わなかったジャンルの本だと思います。ですが、この本のパワーは本物です。ぜひおすすめしたい作品です。

Tolstoy, the Russian Giant

篠野志郎『アルメニア共和国の建築と風土』~世界最古のキリスト教国の独特な教会建築を知れるおすすめ写真集!

この作品は世界最古のキリスト教国として知られるアルメニアの教会群を取材した写真集になります。

アルメニアの首都エレバンからはあのノアの箱舟で有名なアララト山を望むことができます。私がアルメニアに興味を持ったのもまさにこのアララト山の存在があったからでした。

歴史ある建築物の写真を見ながら、独特な歴史を歩んできたアルメニアの文化を知れる貴重な作品です。

Tolstoy, the Russian Giant

V. Belize, "Historical Architecture of Georgia: Christian Architectural Art of the Caucasus" - Recommended for a preliminary study of tourism in Georgia!

この作品はジョージアの独特な教会建築を余すことなく解説してくれる非常に貴重なガイドブックとなっています。

日本ではジョージアの教会についてはほとんど知られていませんが、その独特な構造や美しさは写真を見ただけでもどきっとするほどです。

そしてこの本では教会建築の解説だけではなく、教会を巡るための旅のガイドまで掲載してくれています。

これは貴重な1冊です。