R・スノー『ディズニーランド 世界最強のエンターテインメントが生まれるまで』~夢の国誕生の裏側を知れるおすすめ本!

この本は単にディズニーを礼賛するのでもなく、その逆に暴露や誹謗中傷するものでもありません。帯に「今こそ読みたい壮大ノンフィクション」と謳われるように、ディズニーランド誕生と開業後の展開をドキュメンタリー風に見ていくことになります。

ウォルト・ディズニーの超人的な想像力、働きぶりはもちろん、彼の無謀な挑戦を現実化させた数多くの人々の奮闘がこの本では描かれます。正直申しまして、ウォルトをはじめこの本で語られるディズニーランド建設の現場は常軌を逸しています。

しかも笑ってしまうほどのドタバタ、無茶な計画でこのテーマパークは作られていました。

そしてディズニーランド開業という栄光の一日はディズニー側にとって「暗黒の日曜日」でもあったのですが、この日のエピソードは本書のハイライトと言ってもよいでしょう。ものすごく面白いです。