シェイクスピア『尺には尺を』あらすじと感想~結婚はハッピーエンド?悲劇の始まり?シェイクスピアの問題劇

今作『尺には尺を』はシェイクスピア作品の中でも問題劇と言われる作品になります。
何が問題なのか。
それは物語の筋やその終わり方がどうもすっきりしない、謎、あるいは首をかしげるような展開であることに由来します。
シェイクスピアが何を思ってこの作品を書いたかはわかりませんが、シェイクスピア作品中屈指の「どうしようもなさ」です。
ちょっと切ない恋愛劇ではありますが、ある意味この作品は私に爪痕を残した作品でありました。