シェイクスピア『コリオレイナス』あらすじと感想~古代ローマを舞台に民主主義の弱点とポピュリズムを描いた政治劇

この作品は紀元前519年頃に生まれた男の物語ですが、あまりに現代的すぎる問題を提起していることに驚愕するしかありません。

シェイクスピアはやはり化け物です。

この作品を読んで今を生きる私たち自身のことを思い浮かべない人はおそらくいないと思います。

ローマは知れば知るほど奥が深い。

そしてその中でもやはり思うのは「あれほどの繁栄を誇ったローマも、ついには滅びてしまったのだ」ということです。

シェイクスピア最後の悲劇作品はやはりとてつもない重みがありました。現代を生きる私たちにとってもこの作品は大きな意味を持つ作品だと思います。