(61)『資本論』第2巻、3巻を完成できぬまま亡くなるマルクス

1881年、マルクスは妻の最後を看取ることもできず、自身も病気と闘っていました。世界を動かした巨人マルクスも、晩年は病気に苦しめられ、執筆もほとんど捗ることがありませんでした。

そしてマルクスは『資本論』第2巻、3巻を完成させることなく1883年に亡くなります。

ですがマルクスが死しても、マルクスの物語は終わりません。むしろ、死して後、彼の思想はより巨大なものとなって世界中に大きな影響を与えることになります。そこにいたのはやはりあの男、エンゲルスでした