P・ゴーレイヴィッチ『ジェノサイドの丘 ルワンダ虐殺の隠された真実』~信じられない惨劇がアフリカで起きていた・・・

まずはじめに申し上げます。この本はあまりに衝撃的で、私は心底参ってしまいました・・・

ボスニア紛争やスレブレニツァの虐殺を学ぶ流れで手に取ったこの本でしたが、あまりの悲惨さに言葉を失ってしまいました・・・

たった数か月足らずで少数民族であるツチ族80万人が虐殺されたのです。

しかもその虐殺の方法があまりに残虐でした。銃による殺害ではなく、上の解説にもありますように山刀(マチェーテ)で切り刻むという、極めて原始的な方法での殺害でした。

この本ではそんな悲惨な虐殺がなぜ起こったのか、そしてどのような経緯で行われていったのかが語られます。読んでいて本当に心が痛みます・・・というより、具合が悪くなってきます。それほどショッキングで恐ろしい事実が語られます。