『ニーチェ書簡集Ⅰ・Ⅱ』~ニーチェのイメージががらっと変わる!ニーチェの素顔を知るのにおすすめ!

『書簡集Ⅰ』では若きニーチェから哲学者ニーチェへと成長していく過程を見ていくことができます。哲学書では知ることのできないニーチェの素顔が知れて非常に興味深かったです。

そして『書簡集Ⅱ』では1884-1889年というニーチェ晩年の書簡を見ていくことになります。いよいよニーチェが発狂へと向かって行きます。狂気への過程が徐々に手紙から見えてくることに恐怖を感じます。明らかに文体や言葉がかつてと変わってきます。

ニーチェの素顔を知る上でこの書簡集は非常におすすめです。ニーチェに対するイメージがきっと変わると思います。ぜひ読んで頂きたい本です。正直、哲学作品そのものよりもおすすめしたいくらいです(笑)それくらい面白いです。