(1)なぜ独ソ戦では大量の犠牲者が出たのか~絶滅戦争・イデオロギーの戦いとしての戦争とは

独ソ戦の独特なところは、この戦争が絶滅戦争であり、イデオロギーの戦いだったところにあります。もちろん領土問題や経済利権のために戦ったのでもありますが、戦争を戦う兵士たちを動かすために指導部が利用したのは「自分たちは正義であり、敵は人間以下の最低な奴らだ。敵を絶滅しなければならない」という思想だったのです。

この記事ではそんな悲惨な戦争の実態を見ていきます。