(3)ウクライナで400万人以上の犠牲者を出したソ連による飢餓政策ホロドモールと隠ぺい工作

ウクライナの大飢饉は自然災害によるものではなく、スターリンの政策によるものでした。

この本ではこの悲惨な大飢饉の地獄のような状況がかなり詳細に語られます。1930年代のウクライナで何が起きていたのか、ソ連は一体何をしようとしていたのかを一章丸々使って私たちは追っていくことになります。正直、50頁以上あるこの記述を全てご紹介したいくらいです。私はこの箇所を息を呑みながら読みました。あまりの悲惨さに絶句してしまいました。