ソ連を代表する作家ゴーリキーによるドストエフスキー批判

前回の記事「『スターリン伝』から見たゴーリキー~ソ連のプロパガンダ作家としてのゴーリキー」でお話ししましたように、ゴーリキーはソ連を代表する作家であり、スターリン政権下ではソ連のプロパガンダの宣伝にも大きな役割を果たしました。

そのゴーリキーがドストエフスキーのことをどう言うのか。

これはすなわちソ連がドストエフスキーをどう見るかということにもつながっていきます。

というわけで、佐藤清郎氏の『ゴーリキーの生涯』の中にゴーリキーがドストエフスキーに言及している箇所がありましたのでこの記事ではそちらを見ていきたいと思います。