プーシキン『大尉の娘』あらすじと感想~プガチョフの乱を題材にした晩年の最高傑作

『大尉の娘』はその無骨なタイトルの影響もあるかもしれませんが、なかなか一般の人が「おっ、これ読んでみようかな」となるような本ではありません。

ですがこの状況は非常にもったいないように思います。

彼の作品たちがマイナーな古典として眠り続けるのはとてつもない損失のように思えます。

プーシキンは本当に面白い作品をたくさん出しています。現代小説と比べても全く遜色ありません。古典だからと敬遠するのはもったいないです。驚くほど読みやすく、そして内容の濃さも超一流です。