「第三部 マリユス」あらすじと感想~物語のキーパーソン、マリユスの登場

この巻では青年マリユスの生い立ちや彼の人柄がほぼ丸々1冊をかけて描かれることになります。

第3巻の最後にはテナルディエ一家とジャン・ヴァルジャン、そしてジャヴェールとの手に汗握る対決のシーンがあります。ここも見逃せません。

壁の穴からその顛末をのぞくマリユスの目を通して私たち読者もそのシーンを目撃することになります。

このシーンも本当に素晴らしいです。驚くべき臨場感!

こんなシーンを言葉のみで表現するユゴーの力にはただただ脱帽するしかありません。