グロスマン『ドストエフスキイ』~ソ連の権威ある硬派なドストエフスキー伝記

作者のグロスマンは1888年にオデッサで生まれたソ連の著名な学者です。 グロスマンはこの伝記でドストエフスキーが何を読んで何を考え、そこから何を生み出したのかにフォーカスしてくれます。 そういう意味でこの伝記は硬派な見た目の通り、ドストエフスキーを研究しようとする際にとても役立つ伝記であるのではないかと思います。