『高僧法顕伝(仏国記)』~中国僧による最古のインド旅行記録!スリランカにも来島した法顕の過酷な求法の旅とは

今回私が法顕のこの作品を読もうと思ったのは、彼が400年代初頭にスリランカを訪れていたということに興味を持ったからでした。

『法顕伝』は非常に簡潔に書かれていながらも彼の人柄が見えてくるような素晴らしい紀行文です。前半の壮絶な旅路を終えると、今度は私達もよく知るインドの仏跡がどんどん出てきてわくわくしてきます。

法顕の旅は10年以上にも及ぶ長旅でした。帰国した頃にはほとんど80歳という驚異のバイタリティーです。信じられません!やはり世界史に名を残す偉人はスケールが違います。