ペトラルカ『ルネサンス書簡集』キケローへの手紙がとにかく面白い!ルネサンスを代表する文学者の文学愛とユーモアとは

当時の世間ではキケローやアリストテレスなどの古代の哲学者を神格視し、絶対的な存在として崇める流れがありました。ですがペトラルカはあえて彼ら賢哲も私たちと変わらぬひとりの人間であるという見方をします。キケローに対しても容赦なく皮肉をぶつけたペトラルカですが、これは逆に言えば愛あるこそです。神のように崇め奉るのではなく、尊敬する一人の人間として接しようという彼の思いが感じられます。

この記事では思わず笑ってしまうペトラルカのユーモア溢れる手紙をご紹介します