(7)中世スペインとソ連。権力を手にした者たちの腐敗~官僚やスパイたちの横暴を探る

ここからいよいよこの本の核心に入っていきます。

皆さんもお気づきのように、まさしくこれはソ連時代ともリンクしていきます。

スパイがどこにいるかわからないという社会。権力の維持のために秘密警察を利用し、体制を守ろうとするのは中世スペインですでに大々的に行われていたのでありました。

権力を持った人間がそれを悪用する恐ろしさがこの記事では感じられると思います。

「権力こそ正義であり、権力さえあればどんな不正も許される」

このことはまさしくソ連時代のレーニン、スターリンも掲げていたお題目でした。