(7)源信の『往生要集』と現代の地獄巡り~なぜ戦争や弾圧、虐殺を学ばなければならないのか

2020年から私はドストエフスキーの記事をこのブログで書き始めましたがなぜ僧侶の私がドストエフスキーについてブログを書いているのかと不思議に思われた方も多かったかもしれません。

ですが長いこと続けていると、きっと多くの方もそれに慣れてきたのではないでしょうか(笑)

しかし、ドストエフスキーや世界文学について書いていくならまだしも、ソ連史や独ソ戦について書いている最近のブログはどういうことなのでしょうか。

実は最近、「戦争のこととか大量殺人ばかりで読むのもつらくなってきました。なぜそこまでやらなきゃいけないのですか」という言葉を頂くことが何度もありました。

この記事ではその質問に対する私なりの答えをお話ししていきます。