(12)1918年のサンクトペテルブルクからモスクワへの首都移転と食料危機

1918年3月、第一次世界大戦は今なお続き、ドイツ軍は首都サンクトペテルブルク(ペトログラード)に迫っていました。

そこでレーニンは首都をモスクワへ移転することに決定します。

また、第一次世界大戦と革命によって農村は荒廃し、輸送システムも崩壊したためロシアの食糧事情はすでに危険な状態でした。そしてそこに凶作が重なりさらなる危機が迫っていました。 政権を握ったレーニンは早くも重大な局面に立たされます。

そこでレーニンが取ったのは強制的な食糧徴発という方法だったのです。

この記事ではそんな窮地のレーニンが取った政策をお話ししていきます。