ゴーゴリ『ネフスキイ大通り』あらすじと感想~ゴーゴリの「ペテルブルクもの」の始まり

この作品はサンクトペテルブルクで最も賑わうメインの大通りである「ネフスキイ大通り」を舞台にした物語です。

ネフスキイ通りは不思議な魅力を持った通りで、誰しもがこの通りにうっとりさせられてしまうとゴーゴリは言います。

しかしこの華やかな通りに騙されてはいけない。ここではあらゆる不思議なことが起こるのだと彼は言い、物語が始まっていきます。

ゴーゴリはこの作品をきっかけにいくつもの「ペテルブルクもの」を執筆していくことになります。

そしてそれらの作品群がドストエフスキーにも大きな影響を与えていくことになったのです。