世界遺産コルドバのメスキータとその歴史~モスクの中に教会が!? スペイン編29

コルドバと言えばメスキータ。アルハンブラ宮殿と並ぶイスラーム建築の最高峰とされる巨大なモスクです。

内部には円柱の森と呼ばれる特徴的なアーチ型の柱がびっしり。

メスキータ自体は785年に建設が始まり、その後何度も増改築がされて現在の姿になっています。

この建物が興味深いのは13世紀にレコンキスタによってコルドバがキリスト教徒に占領された際、建物がそっくりキリスト教の教会へと転用されてしまったところにあります。

そして16世紀には大規模な改装があり、モスクの中に巨大なカテドラルが作られるという異例の事態となったのでした。