ロシア文学

読書について親鸞とドストエフスキー

小林秀雄『読書について』に痺れる!こうして私はドストエフスキーを読み始めた~私とドストエフスキーの出会い⑷ 

『カラマーゾフの兄弟』を学生時代以来、9年ぶりに読み返してみて私は驚きました。

やはりこの小説はすごい・・・!

初めて読んだ時に衝撃を受けた箇所はもちろん、前回そこまで目に留まらなかった箇所でも「こんなことが書かれていたのか」と新たな感動を受けました。

そしてちょうどその時に読んでいたもう1冊の本、小林秀雄の『読書について』が私の道筋を決定づけることになります。

この本がきっかけで私はドストエフスキーに完全にのめり込むようになったのでした。

カラマーゾフの兄弟親鸞とドストエフスキー

『カラマーゾフの兄弟』大審問官の衝撃!宗教とは一体何なのか!私とドストエフスキーの出会い⑵

『カラマーゾフの兄弟』を読んで、「宗教とは何か」「オウムと私は何が違うのか」と悩んでいた私の上にドストエフスキーの稲妻が落ちます。

私は知ってしまいました。もう後戻りすることはできません。

これまで漠然と「宗教とは何か」「オウムと私は何が違うのか」と悩んでいた私に明確に道が作られた瞬間でした。

私はこの問題を乗り越えていけるのだろうか。

宗教は本当に大審問官が言うようなものなのだろうか。

これが私の宗教に対する学びの第二の原点となったのでした。