音楽

クラシック・西洋美術から見るヨーロッパ

ひのまどか『バーンスタイン―愛を分かちあおう』~ウエストサイド物語の作曲者バーンスタインのおすすめ伝記!

指揮者としても、作曲家、演奏家、教育者としても超一流。テレビの教養番組まで手掛けそれも大絶賛の嵐。

そして何よりも、彼の驚異のバイタリティー!常人では確実に倒れてしまうような殺人的なスケジュールをずっとこなし続けるエネルギーに私は度肝を抜かれました

アメリカの偉人バーンスタインの生涯を学ぶことができる素晴らしい伝記です

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ひのまどか『ヴェルディ―「太陽のアリア」』~アイーダの作曲者ヴェルディのおすすめ伝記!

この伝記を読んで驚いたのはヴェルディの堅実な生き様、死に様でした。

これまで様々な作曲家の人生をこのシリーズで見てきたのですが、ほとんどどのお方も尋常ではない波乱万丈ぶりでした。

しかしこのヴェルディは一味違います。

「こういう形もあるんだな」という新たな発見をすることができた伝記でした。面白いです!

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ひのまどか『ショパン―わが心のポーランド』~天才ピアノストの生涯を知るのにおすすめの伝記!

ショパンがポーランドの有名なピアニストということは知っていましたがいざこの方がどんな生涯を送ったのかということは正直ほとんど知りませんでした。

この伝記はそんなショパンの生涯や人となりを知る上で最高の1冊です。読んでいて驚くような事実がたくさん出てきます。特にフランスの女流作家ジョルジュ・サンドとの関係は衝撃でした

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ひのまどか『ワーグナー―バイロイトの長い坂道』~ワーグナーの生涯を知るのにおすすめの伝記!

ワーグナーの参考書は以前当ブログでも「樋口裕一『ヴァーグナー 西洋近代の黄昏』ワーグナーの特徴を知るためのおすすめ参考書!」の記事で紹介しましたが、『ヴァーグナー 西洋近代の黄昏』は彼の思想的な面がメインとなっていますので生涯を学ぶとなれば今回ご紹介するひのまどか著の『ワーグナー―バイロイトの長い坂道』がおすすめです。

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ひのまどか『ハイドン―「使い捨て作品と芸術作品」』~モーツァルトも憧れた天才音楽家のおすすめ伝記

ハイドンが活躍したのは18世紀中頃から19世紀初頭にかけての時期です。ベートーヴェンやモーツァルトに先駆けて音楽界をリードしていたのがこのハイドンです。

この伝記を読めば当時の音楽家が置かれていた境遇を知ることができます。この本のタイトルにもある「使い捨て作品」という意味も見えてきます
この伝記も非常に面白い作品でした

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ひのまどか『ヨハン・シュトラウス―「ワルツ王」の喜びと悲しみ』~ウィーンのワルツ王のおすすめ伝記!

この伝記を読んで驚いたのはウィーンのワルツ熱でした。19世紀のウィーンの人々は毎晩ダンス会場に出かけ明け方まで踊っていたそうです

こういう文化があったからこそあの有名な「会議は踊る、されど進まず」という名言が生まれてきたのだなと感じました。

この伝記は当時のウィーンの様子が目の前に現れてくるようでとても面白いです!

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黒沼ユリ子『ドヴォルジャーク―わが祖国チェコの大地よ』~チェコの大作曲家の生涯を知るのにおすすめ!

私は僧侶として仏教、宗教を学ぶ時に「宗教は宗教だけにあらず」という考え方を私は大切にしています。そしてこの伝記シリーズを読んで改めて「音楽も音楽だけにあらず」ということを感じさせられたのでした。

この伝記はドヴォルジャークの桁違いの生涯を知るだけではなく、当時の時代背景も知ることができるので非常におすすめです。

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ひのまどか『ベートーヴェン―運命は扉をたたく―』~ベートーヴェンの生涯を知るのにおすすめの伝記!

この伝記を読めばわかるのですがベートーヴェンはかなりめちゃくちゃな人間です。天才は日常生活においては完全なる不適合者であることが伝わってきます。

ですが、やはり人類史上屈指の天才は常人では想像もつかない偉業を成し遂げます。そんな天才の偉業がなされていく過程をこの本ではドラマチックに語っていきます。ものすごく面白いです。

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ひのまどか『バッハ―「忘れられた巨人」』~教会バロック音楽の大成者バッハのおすすめ伝記!

バッハ(1685-1750)はドイツのライプツィヒを拠点に活躍していました。しかし人々は彼の真価を理解できず、彼の死後、その存在は忘れ去られてしまっていたのでした。

この本を読めば当時のキリスト教会の雰囲気やドイツの時代背景まで知ることができます。そしてそんな社会の中で孤軍奮闘するバッハの尋常ならざる戦いを目の当たりにすることになります。

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ひのまどか『ブラームス―「人はみな草のごとく」』~ドイツの大作曲家のおすすめ伝記!

ブラームスの伝記もこれまたものすごく面白かったです。ひのまどかさんの語り口の素晴らしさにはただただ脱帽です。私はもうすっかりファンになっています。もう憧れの域です。子供向けの本とありますが、間違いなくどんな人が読んでも心打たれる作品です。この「作曲家の物語シリーズ」は本当に驚くべき作品群です。