ゲーテ

奇跡の音楽家メンデルスゾーンの驚異の人生

『メンデルスゾーン家の人々―三代のユダヤ人』~奇跡の一冊!ドイツの天才作曲家メンデルスゾーン一族の驚異の物語!

この伝記も非常におすすめです!奇跡の一冊です!読んでいて驚くようなことが大量に出てきます

祖父モーゼスが大哲学者だったこと。そして父アブラハムもあのロスチャイルドと一時期並ぶほどの大銀行を設立していたこと

これは衝撃の事実でした。特に祖父モーゼスがあのカントが尊敬していたほどの人物だったという事実には度肝を抜かれました

奇跡の音楽家メンデルスゾーンの驚異の人生

H・C・ヴォルプス『大作曲家 メンデルスゾーン』~曲紹介が充実のおすすめ伝記!

この伝記はメンデルスゾーンの入門書として非常に優れています。

彼の生涯が130ページほどでコンパクトにまとめられており、しかも読みやすく、面白い。

また、この伝記の特徴として、伝記部分を終えた後に60ページほどを使って曲の紹介をしている点が挙げられます。この本はメンデルスゾーンの曲を聴く際の貴重なガイドとなります。

奇跡の音楽家メンデルスゾーンの驚異の人生

ひのまどか『メンデルスゾーン―「美しくも厳しき人生」』~ナチスに抹殺された天才ユダヤ人作曲家のおすすめ伝記

これまで作曲家の物語シリーズをひたすら読んできたわけですが、正直、一番好きになったとも言える人物がこのメンデルスゾーンでした

この伝記はあまりにドラマチックなメンデルスゾーンの生涯をひのまどかさん流の最高の語り口で堪能することができます。もうこれは読んで下さい!絶対に後悔しません!最高の読書体験になること請け合いです!

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水木しげる『総員玉砕せよ!』あらすじと感想~自身の壮絶な戦争体験を描いた傑作漫画

Twitterで知り合った方に薦めていただいたご縁で読んだ『総員玉砕せよ!』でしたが、非常に心に残った本になりました。水木しげるさんがどのような過去を背負って生きていたのかを全く知らなかった自分が少し恥ずかしくなりました。『ゲゲゲの鬼太郎』を見る目もきっと変わったと思います。

この作品は漫画で書かれていますので、誰にでも手に取りやすい本となっています。戦後75年が経過し、コロナ禍で大混乱の今だからこそ大切にしたい1冊だと私は思います。非常におすすめです。

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『戦争と読書 水木しげる出征前手記』~知られざる水木しげるの姿と『ゲーテとの対話』のつながり

この作品は水木しげるが出征前に書いた手記と、それを基に荒俣宏がその手記の背景と、戦前、戦中、戦後の青年たちがどのように読書していたのかということが語られます。

もそもこの本を読むまで私は水木しげるのことを『ゲゲゲの鬼太郎』以外ほとんど知りませんでした。まさか戦争に出征してそこでの体験から様々な作品を書いているとは思ってもいませんでした。

この本は得るものの多い素晴らしい一冊でした。水木しげるをはじめとした青年たちが当時何を思い読書していたのか、そして彼らはどんな思いで戦争時代を生きていたのかを垣間見ることができます。非常におすすめです。

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ゲーテ『若きウェルテルの悩み』あらすじと感想~恋の悩みから自殺する青年の物語

『ウェルテル』は世界に衝撃を与え、この作品に影響を受けた青年が実際に自殺するという事態が続出するほどでした。ゲーテが自分で「もう二度と読んだりしないよう用心している」と言うのもわかるような気がします。

リアルタイムで恋に悩んでいる人は気を付けた方がいいかもしれません。読むとこの作品の魔力に憑りつかれてしまう危険性があります。

そんな危険もありますが、世界文学界に衝撃をもたらした『ウェルテル』は一読する価値ありのおすすめの作品です。

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エッカーマン『ゲーテとの対話』~ゲーテの人となりや思想を知るための必読書!

この本では『ファウスト』についてのゲーテ自身の解説や見解も聞くことができます。私は『ファウスト』の難しさにこれまでかなり苦戦していたのですが、『対話』を読んだことでその面白さを感じることができるようになりました。これは私の中で非常に大きな発見でした。

この本は間違いなく名著です。ゲーテ作品を読みたいと思った方にはぜひ、彼の作品を読む前にこの『対話』を読んで頂きたいです。

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ゲーテ『ファウスト』あらすじと感想~ゲーテの代表作の面白さを味わうために必要なものとは

かつて、『ファウスト』は私の中で苦手作品の筆頭にある存在でした。

しかし今となっては私の大好きな作品のひとつになりました。この本を「面白い!」と感じられた瞬間の喜びは生涯忘れないと思います。

この記事では私がいかにして『ファウスト』を楽しく読めるようになったかをお話していきます。いわば『ファウスト』を読むコツです。ぜひおすすめしたい記事です。

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小栗浩『人間ゲーテ』~ゲーテ入門に最適!ゲーテとはいかなる存在か、その魅力を解説する1冊!

「人間ゲーテ」を描きだすこの1冊は非常に興味深いものとなっています。

そしてまたありがたいのが読みやすく、わかりやすいという点です。

ゲーテというと「難しい」イメージがありますがこの本は時代背景やゲーテの生涯を中心に、入門者でも理解できるように書かれています。

やはり当時の時代背景がわからないとその人物がなぜすごいのかということはわかりにくいです。

逆に言えばそこをしっかり押さえればその人物の魅力も浮き上がってくることになります。

ゲーテはなぜ世界史上最高峰の人物として称えられているのか。また、彼の代表作『ファウスト』がどれだけすごいものなのかということがこの本を読むことで見えてきます。

イギリス・ドイツ文学と歴史・文化

H・アルトハウス『ヘーゲル伝 哲学の英雄時代』~ヘーゲルの人となりに迫る新たなるヘーゲル伝

この伝記を読んでみるとローゼンクランツの『ヘーゲル伝』とその雰囲気がかなり違うことにすぐに気づきます。

ローゼンクランツの『ヘーゲル伝』ではヘーゲルの思想の問題にかなりの分量が割かれるのですが、アルトハウスの伝記では彼がどのような生活をし、どのように人と関わり、どんな出来事が彼に影響を与えたのかということを丁寧に追っていきます。

そのため、物語のようにヘーゲルの生涯を辿っていくことができます。正直、ローゼンクランツの『ヘーゲル伝』よりもかなり読みやすく、そして面白いです。

さらにこの伝記ではマルクスとの関係など、その後の世界に与えた影響も知ることができたのがありがたかったです。