(26)アルメニア最後の目的地アフタラ修道院に感動~しかし思わぬ事態に笑わずにはいられなかった

アルメニア滞在最終日。私はジョージアへ向かう帰路、いくつかの修道院を巡りました。

そしてその中でも最後に訪れたアフタラ修道院が私の心を揺さぶりました。

なぜこの修道院にこんなにも心惹かれたのだろうか。

よくよく考えてみるとまさかの事態に私は笑うしかなかったのでした。

アルメニア滞在は私にとって強烈な印象を残しました。苦しかったですが、来てよかったと心の底から思えます。

(25)アルメニアのわからなさ、ソ連的どん詰まり感にショックを受け体調を崩す。カルチャーショックの洗礼

アルメニア滞在の3日目、私はノアの箱舟の聖地アララト山や世界遺産エチミアジン大聖堂を訪れました。

しかし実はその前日の夕方から私の身体に異変が生じ、エチミアジンの辺りで完全にダウンしてしまったのです。

これは単に体調が悪くなったで済まされる話ではありません。私とアルメニアという国についての根本問題がそこに横たわっていたのでありました。

私の身に何が起こったのか、この記事でお話ししていきます。

(24)ホルウィラップ修道院からノアの箱舟の聖地アララト山を一望!聖書の世界に思いを馳せる

アルメニア滞在3日目はあのノアの箱舟が漂着したとされる、『旧約聖書』の聖地アララト山に向かいました。

このアララト山を最も美しい姿で見られることで有名なホルウィラップ修道院から私はその景色を眺めることになりました。

アルメニア人にとってのアララト山、キリスト教についてこの記事でお話ししていきます。

(23)アルメニア山中のマトサヴァンク修道院の圧倒的な廃墟感!時が止まった姿に言葉を失う

アルメニア滞在二日目。

この日は朝から山道を走り、マトサヴァンク修道院を目指します。

この修道院はまさに時が止まったかのような姿で有名です。

私はその修道院を目指してアルメニアの山の中を1時間以上かけて歩いたのでした。

圧倒的な廃墟感漂うマトサヴァンク修道院を目の前にして私は言葉を失ってしまいました。異世界としか言いようのない光景に驚くしかありません。

(22)ノアの箱舟の聖地アララト山と時が止まったかのような修道院目指して隣国アルメニアへ

はるばるジョージアまでやって来た私でしたが、せっかくここまで来たのだからコーカサス山脈に行く前にどうしても行きたい場所がありました。

それが隣国アルメニアでした。

最古のキリスト教国アルメニア、時が止まったかのような修道院、そして今なお旧ソ連の空気が残る国・・・

知れば知るほど興味深い国です。この記事ではそんなアルメニアについてお話ししていきます。

(21)スターリンの生まれ故郷ジョージアのゴリへ~スターリン博物館で旧ソ連の雰囲気を感じる

私がジョージアにやって来たのはトルストイを学ぶためであることを前回の記事でお話ししました。

ですが、せっかくジョージアに来たのならどうしても行きたい場所がありました。

それがスターリンの生まれ故郷ゴリという町です。

この記事ではスターリンの若き時代やスターリン博物館を訪れた私の体験をお話ししていきます。

(20)いざジョージアへ~なぜ私はトルストイを学ぶためにコーカサス山脈へ行かねばならなかったのか

皆さんの中にはきっとこう思われている方も多いのではないでしょうか。

「それにしても、なぜジョージアまで来なくてはならなかったのか。ドストエフスキーとトルストイを学ぶためと言ってもそのつながりは何なのか」と。

実際私も出発前に何度となくそう質問されたものでした。「何でジョージアなの?」と。 たしかにこれは不思議に思われるかもしれません。ドストエフスキーとトルストイを学ぶために行くなら普通はロシアだろうと。なぜジョージアなのかという必然性が見当たらない。 というわけでこの記事ではそのことについてお話ししていきます

(19)フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』のオリジナルは想像をはるかに超えた傑作だった

前回の記事ではフェルメールの傑作『デルフトの眺望』をご紹介しました。

そしてこのマウリッツハイス美術館にはもうひとつ、フェルメールファン必見の名画があります。

それがあの『真珠の耳飾りの少女』です。

実は私はこの絵にそこまでの期待をしていませんでした。私は『デルフト』が一番好きなのであって、この絵には元々あまり興味がなかったのです。

ですが、そうした私の思いはこの日を境にがらっと変わりました。こんなにすごい絵だったとは!

この記事ではそんな『真珠の耳飾りの少女』の魅力をお話ししていきます。

陶山昇平『薔薇戦争』~シェイクスピアの『ヘンリー六世』『リチャード三世』の時代背景を知るのにおすすめの解説書!

とんでもなく複雑で難しい薔薇戦争というテーマは、普通なら読み進めるのも大変な書物になってしまうでしょう。ですがこの本は違います。たしかに一読して全てを理解するのは難しいとしても、この戦乱の全体像を把握しながらすんなりと最後まで読み進めることができるのです。このこと自体がものすごいことだと思います。

実際この作品を読んでから『ヘンリー六世』や『リチャード三世』を読み直したのですが、前回とは全く違った印象を受けることになりました。話の流れが見えるのです!やはり時代背景や話の流れはある程度分かっていた方が楽しめること間違いなしです。

(18)フェルメールの名画『デルフトの眺望』をオランダのマウリッツハイス美術館で堪能!

フェルメールの町デルフトから電車で30分もかからぬ距離にあるデン・ハーグという街。

ここにフェルメールの代表作『デルフトの眺望』と『真珠の耳飾りの少女』が展示されているマウリッツハイス美術館があります。

私がオランダにやって来たのも、デルフトの町を見てみたいという思いもありましたがやはり1番は私の大好きな『デルフトの眺望』や、フェルメールで最も有名なあの『真珠の耳飾りの少女』を観てみたいというのがその最大の目的でした。この記事ではその『デルフトの眺望』についてお話ししていきます。