名作『ドン・キホーテ』のあらすじと風車の冒険をざっくりとご紹介 スペイン編⑪
『ドン・キホーテ』といえば、作中ドン・キホーテが風車に突撃するというエピソードが有名です。ですがその出来事の理由は何かと問われてみると意外とわからないですよね。
この記事ではそんな『ドン・キホーテ』のあらすじと風車のエピソードについて考えていきます
『ドン・キホーテ』といえば、作中ドン・キホーテが風車に突撃するというエピソードが有名です。ですがその出来事の理由は何かと問われてみると意外とわからないですよね。
この記事ではそんな『ドン・キホーテ』のあらすじと風車のエピソードについて考えていきます
カンポ・デ・クリプターナの風車を満喫した後は、ドン・キホーテゆかりの地エル・トボソ村へと向かいます。
エル・トボソ村はドン・キホーテの思い姫ドゥルシネーアが住んでいた村。
ドン・キホーテは「騎士たる者は恋する姫を持たねばならぬ」という騎士道の掟に従って、恋する相手を頭の中で作り上げました。それがドゥルシネーアなのであります。
この記事ではそんなエル・トボソのドゥルシネーア博物館とセルバンテス博物館を訪ねた体験をお話ししていきます。
風車の丘で雄大な景色を楽しんだ後は一旦宿に戻って待機。
今回カンポ・デ・クリプターナに宿を取った理由は、なんと言っても夕日に照らされた風車を見るためです。
カンポ・デ・クリプターナの風車の丘は夕陽で有名・・・というわけではありません。
しかし、真っ白な風車が夕陽で真っ赤に染まっていく景色をぜひとも見てみたいと私は旅を始める前から考えていたのでした。
そしてその期待通り、日没間近の風車の丘は言葉に尽くせぬほどの美しさでした。
地平線に沈んでいく夕陽、そして真っ赤に染まった大地。
世界の色彩が時間と共に刻々と変化していく様はまるで夢のようでした。
カンポ・デ・クリプターナはクエンカと同じくドン・キホーテで有名なラ・マンチャ地方にある町。
この町で最も有名なのが丘の上に立つ風車の景色です。
そしてその風車こそドン・キホーテが巨人と間違えて突進していくという有名なシーンのモデルになったと言われています。
『ドン・キホーテ』が大好きな私にとってはここは聖地中の聖地です。この記事ではそんな聖地を訪れた私の体験をお話ししていきます。
この記事を見て「なぜタイトルに水曜どうでしょうが?」とお思いになられた方もおられると思います。
しかし水曜どうでしょうファンにとってはこのクエンカという街は聖地中の聖地。
クエンカという言葉を聞くだけで頬が緩むという、まるでパブロフの犬かと言わんばかりにここクエンカに対しては特別な感情を抱いているのであります。
この記事ではそんな夜のクエンカについてお話ししていきます。
マドリードでの滞在を終え、次に向かうはクエンカという街。
クエンカはマドリードの東、ドン・キホーテで有名なラ・マンチャ地方に位置し、「宙吊りの家」という断崖絶壁にせり出した家で有名な街です。
そしてその独特な景観は世界遺産にも登録され、「魔法にかけられた街」と呼ばれています。
この記事ではそんなクエンカ散策の様子をご紹介します。
前の記事ではキリスト教徒のトレド征服によってかつて失われたギリシア哲学が発見され、暗黒時代からの目覚めをもたらしたことをお話ししました。
スペインがかつてイスラム教徒によって治められていたことは、スペインの文化を知る上で欠かせない要素です。
今回の記事ではスペインにおけるキリスト教徒とイスラム教徒の歴史についてお話ししていきます。
マドリードでプラド美術館を堪能後、私は現地のオプショナルツアーに参加しトレドへと向かうことにしました。
マドリードからはツアーバスでおよそ1時間ほどで着くことができます。
トレドは「時間の止まった街」と称賛され、「もしスペインでたった1日しか時間がなかったら、ためらわずにトレドを見よ」と言われるほどの美しい街です。
まるでタイムスリップしてしまったかのような光景。
この記事ではそんなトレドについてお話ししていきます。
前回の記事「ヒエロニムス・ボス『快楽の園』~人類と善悪の起源を考える スペイン編②」ではヒエロニムス・ボスの「快楽の園」と人類の善悪の起源についてお話ししました。
私の旅のきっかけともなった本『道徳性の起源 ボノボが教えてくれること』に大きく紹介されていた「快楽の園」。
今回の記事では霊長類学者フランス・ドゥ・ワールの独特な視点から離れて、この絵の基本的な解釈をもとに改めて「快楽の園」を紹介していきます。
ボスの『快楽の園』はあまりに奇怪な構図と登場人物たちが見る者を混乱に突き落とします。この不思議な絵の言わんとしていることは何なのか。従来はキリスト教の道徳観を表しているというのが定説でしたが、新たな説も出てきています。この記事ではそんな『快楽の園』を通して人間の善悪とは何かを考えていきます。