仏教コラム+α

ネパール仏教コラム・法話

⑹ブッダの出家はどのようにして行われたのか~馬丁チャンナと愛馬カンタカとの深夜の旅立ち

鬱々としていた日々を過ごしてきたブッダはついに大いなる志を胸に旅立ちます。しかし王宮に住むブッダが誰にも知られずにそこから脱出するのは至難の業。そこで頼ったのが馬丁のチャンナと愛馬カンタカだったのでした。今回の記事ではそんなブッダの出家の顛末をお話しします。

仏教コラム・法話

⑸ブッダの結婚と息子ラーフラ誕生の意義~本当にラーフラは出家の「障害」だったのだろうか

王宮で鬱々とした日々を送る若きブッダも妻を迎えることになりました。そしてめでたく誕生したのがラーフラです。この「ラーフラ」という名は「障害」という意味であるとよく語られますが、調べてみるとそこには全く違った意味があることを知ることになりました。この記事ではそんなラーフラの異説とブッダの出家についてお話ししていきます。

カピラ城仏教コラム・法話

⑷シャカ族の宮殿カピラヴァストゥを訪ねて~若きブッダが過ごした都を歩き私が感じたこと

シャカ族の都であるカピラヴァストゥで若き日々を過ごしたブッダ。前回の記事ではそんなブッダが四門出遊を通して出家への意思を固めるところまで見ていきましたが、今回の記事ではその舞台となった地を実際に歩いて私が感じたことをお話ししていきます。実際に現地で見たからこそ見えてきたブッダの姿がありました。

カピラヴァストゥ仏教コラム・法話

⑶ブッダはなぜ家を捨て出家したいと願ったのか~カピラヴァストゥでのブッダの青年期と四門出遊

前回の記事ではブッダの誕生についてお話ししましたが、今回の記事ではそんなブッダの青年期についてお話ししていきます。

ブッダが出家を志すきっかけとなった「四門出遊」についてや、彼が暮らしたカピラヴァストゥの王宮についてもこの記事ではお話ししていきます。

かピラヴァストウ仏教コラム・法話

⑵ブッダ生後7日後に急死する母マーヤーとシャカ族の国の都カピラヴァストゥでのブッダの幼少期

ルンビニーで生まれたブッダは間もなく王都カピラヴァストゥに戻ることになりました。

しかしここで誰もが予想もしなかった悲劇に見舞われることになります。王妃マーヤーがブッダを出産した七日後に急死してしまったのです。

母の死はブッダにどのような影響を与えたのでしょうか。

インド仏教仏教コラム・法話

【現地写真から見るブッダ(お釈迦様)の生涯】⑴ネパール、ルンビニーでの王子様シッダールタの誕生!

今回の記事から全25回の連載を通してゴータマ・ブッダ(お釈迦様)の生涯を現地写真と共にざっくりとお話ししていきます。 私は2024年2月から3月にかけてインドの仏跡を旅してきました。 この連載では現地ならではの体験を織り交ぜながらブッダの生涯を時代背景と共に解説していきます。

インド仏跡お知らせ

【お知らせ】インド仏跡巡りから帰国しました

先日、インドの仏跡巡りの旅から戻って参りました。

今回の旅ではブッダの聖地をメインに巡り、そこからネパールやパキスタンも訪れ、仏教について学んできました。

これから先、私は「現地写真から学ぶブッダの生涯」という記事や「インド旅行記」を執筆していく予定です。

もちろん、これまで通り読んだ本の紹介も進めていきますが、いよいよ当ブログも仏教ブログらしい展開となっていきます(笑)

ぜひ今後ともお付き合い頂けましたら幸いです。

三島由紀夫と仏教三島由紀夫と日本文学

三島由紀夫と仏教のつながり~『豊饒の海』の唯識思想など三島はどこで仏教を学んだのか

三島が仏教を学ぶ際、実際に何を読んだのかということまではわかりませんが、数々の入門書を読んで唯識へとたどり着き、大谷大学の山口益博士から教えを受けたということが今回参照した全集の記事からわかりました。

三島のライフワークとなった『豊饒の海』をより深く味わうためにも唯識をもう一度学び直したいと深く感ずることとなりました。晩年の三島の思いを知る上でもこれは重要なポイントになりそうです。

三島由紀夫 インドの印象三島由紀夫と日本文学

三島由紀夫『インドの印象』~晩年の三島はインド旅行で何を見て何を思ったのか。『豊饒の海』にも強い影響!

三島由紀夫は1967年秋に15日をかけてインドを旅しました。そのルートは広大なインドをぐるっと周遊するまさに強行軍です。

晩年の三島はインドについてかなり強い関心をもっていました。インターネットで何でも簡単に検索できる時代とは違います。自分から積極的に情報を集めなければヒンドゥー教について深く知ることはできません。こうしたインドや仏教への強い関心が三島文学、特に『豊饒の海』にも大きな影響を与えているようです。

このインタビュー記事が三島のインド観を知れる重要な資料であることは間違いありません。

行動学入門三島由紀夫と日本文学

三島由紀夫『行動学入門』~三島自らが自決について執筆!三島の自決を理解するためのおすすめ解説書

1970年11月25日の自決決行まで、ほぼ全ての人が三島の決起を予想していませんでした。たしかに、三島の漠然とした異変に気付いていた人も少なくはありませんでしたが、まさかそんなことまでしないだろうと考えていたのです。

ですが自決後時を経て、まさにこの本で三島の予言していた通りになったのでした。『行動学入門』には三島の思いが真っすぐ述べられています。自分はこれからやるぞ。行動するぞ。俺は口先だけの人間だけではないんだと強く迫ってくるような迫力があります。