【パリ旅行記】(3)シャンゼリゼ通りから凱旋門へ~パリの王道コースと凱旋門からの眺望
パリ滞在も始まりこれからいよいよパリの街を散策に出掛けます。となればやはりまず訪れたいのは凱旋門。定番中の定番ですが、まずはここを訪れ凱旋門の上からパリを眺めてみようという趣向であります。
この記事では凱旋門に絡めてナポレオンやバルザック、エミール・ゾラについてもお話ししていきます。
パリ滞在も始まりこれからいよいよパリの街を散策に出掛けます。となればやはりまず訪れたいのは凱旋門。定番中の定番ですが、まずはここを訪れ凱旋門の上からパリを眺めてみようという趣向であります。
この記事では凱旋門に絡めてナポレオンやバルザック、エミール・ゾラについてもお話ししていきます。
『タイタス・アンドロニカス』はシェイクスピアの初期の作品です。つまり彼にとっての最初の古代ローマの劇が本作品になります。
主人公はタイトルにもなっている勇将タイタス・アンドロニカス。彼はローマのために命を懸けて戦い、忠実に国家に仕えてきた人物でした。
しかしお人よしのタイタスのある軽率な判断が全ての悲劇の始まりになります。
これまで地位も名誉もあった人間がよからぬ人間に権力を与えてしまったがゆえに起きる悲劇。
これはあの『リア王』を連想してしまいます。『リア王』もまさに娘たちの甘言を簡単に信じ込んでしまった老王の悲劇から始まりました。この作品は初期にして後期悲劇の片鱗が見える隠れた名作です
パリに着いて初めての散策。私はコンコルド広場を通ってセーヌ川へ向かいました。
コンコルド広場はルイ16世やマリーアントワネットが処刑された場所としても知られています。
そしてホテルのフロントのパリジャンにすっかり影響を受けた私でありました。
ドストエフスキーやトルストイのように「さぁパリの街よ覚悟しておくがいい」という気概で臨むはずがいきなりそれをくじかれてしまった形。これから1週間私はパリに滞在します。私はこの街に何を思うのでしょうか。
今の美しいバチカン周辺の街並みは実は17世紀に入ってからの都市改造、さらにはベルニーニの設計によるものが大きいです。ですのでそれ以前に訪れたモンテーニュは今では到底見ることのできない、かつてのバチカンを見ていたことになります。フォロ・ロマーノも現在のように発掘されず、野ざらし、いや、土に埋まったままの状態でした。
そんな私たちが思い浮かべるようなローマとはまったく違った世界を見たモンテーニュの貴重な言葉を聞けるのが本書になります。
ローマやバチカンのことを知るのに非常に興味深い内容が満載の素晴らしい作品でした。やはりモンテーニュ恐るべしです。
「デビュー作にはその作家のすべてがある」とよく言われますよね。
私は彼の童話を読んだ後にこの『即興詩人』を読んだわけですが、「あぁ、アンデルセンらしいな~!」と何度も唸ることになりました。それほどこの作品はアンデルセンの作家人生に大きな影響を与えています。
そしてこの『即興詩人』は何より、彼のイタリア紀行がもとになって生まれた作品です。「イタリア紀行」といえばゲーテの『イタリア紀行』が有名ですが、まさにアンデルセンもこの永遠の都ローマやフィレンツェなどから多大なインスピレーションを受けていたのでした。
ローマやイタリアの魅力がこれでもかと詰まったおすすめの作品です。
この番組ではドストフスキー研究者齋須先生と上田洋子さんが「ドストエフスキーは戦争を支持するか」というテーマでお話をしていきます。
番組冒頭では齋須先生が紹介して下さる様々な資料をもとに、ドストエフスキーがロシアでどのように引用されているかということをまずは見ていきます。特にプーチン大統領がどのような文脈でドストエフスキーを引用し、そこにどんな意図を持たせているのかということは非常に興味深かったです。
プーチン大統領がどのような国家観を持ち、どのような理論で西欧を批判しているのかというのがとてもわかりやすかったです。そしてそれをドストエフスキーと絡めて聴けるというのも私にとってはとても嬉しいものがありました。
私はこの『ローマ』版を買う前にすでに『イタリア』版を買っていました。
ですがローマを学べば学ぶほど行きたい場所が増えてきました。しかもベルニーニや文学ゆかりの地となるとかなりマニアックな場所も出てきます。そうなると『イタリア』版では対応しきれません。
そこで改めて『ローマ』版を買って見てみるとそれらマニアックな場所もばっちり収録されているではありませんか!
地図もしっかり細かい所まで掲載されていますし、解説も充実しています。これは素晴らしい!
私はこれまで当ブログで様々な本を紹介してきましたが、まさか『地球の歩き方』を紹介する日が来ようとは!(笑)
この本は最高です!
ローマの魅力を堪能するのにこれほど優れた作品は存在しないのではないでしょうか!それほど素晴らしい作品です。
「本書によってローマの魅力を会得した読者は、熱い旅心を呼び覚まされるにちがいない。」
まさにこれです!この本を読むとものすごくローマに行きたくなります!
この本は終始わくわくする名解説を楽しむことができます。
その深さ、広さには驚くしかありません。漠然と見えていたローマの景色が変わること請け合いです。
最強のローマガイドブック、ここに極まりたり!!
ぜひぜひおすすめしたい逸品です!
サン・ピエトロ大聖堂はその歴史を知らずとも圧倒される驚異の建築です。
ですがその歴史や観るべきポイントを知ることでその魅力をもっと味わうことができます。
私も2019年に訪れた時はただただそのスケールと美しさに圧倒され、じっくり味わうどころではありませんでした。予習する時間もなかなか取れず、帰国してから「もっと予習してから行きたかったな」と悔いが残ったものでした。
ですので次に行くときはしっかり勉強してから向かおうと心に決めたのでした。
そんな私にとって最高の参考書となったのがこの作品でした。
ものすごく面白い作品です。ぜひおすすめしたい一冊です。
世界中で聖書についで最もよく読まれた書物とされるのが本書です。
「おこないなさい、今おこなうのだ」
「その機会をもってるうちに、滅びない富を積み上げなさい。」
なんと力強い言葉でしょうか・・・!私はこの言葉を読んで鳥肌が立ちました。
この作品の持つ力強さには衝撃しかありません。この本がこれだけ世界に影響を与えたのもわかる気がします。ここまで力強さを感じる本はなかなかありません。
ベルニーニとのつながりから読んだこの作品でしたが素晴らしい読書になりました。僧侶としても非常に刺激を受けた作品でした。