『じゅうぶん豊かで、貧しい社会』あらすじと感想~資本主義と脱成長、環境問題を問う名著!『人新世の資本論』を読んだらこちらもおすすめ

この本は単に「資本主義が悪い」とか、「資本家が搾取するから悪いのだ」という話に終始するのではなく、より思想的、文学的、人間的に深くその根源を追求していきます。これがこの本の大きな特徴であるように思えました。

斎藤幸平著『人新世の資本論』に魅力を感じた方にはぜひ、あえてこの本も読んでみることをおすすめします。読んでいない人にもぜひおすすめしたい面白い本です。資本主義、マルクス主義だけではなく、「人間とは何か」ということも考えていく非常に興味深い作品です。