真宗木辺派本山錦織寺にて親鸞聖人新暦御命日法要の法話をさせて頂きました

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真宗木辺派本山錦織寺にて親鸞聖人新暦御命日法要の法話をさせて頂きました

2022年6月16日、滋賀県野洲市にございます真宗木辺派本山錦織寺にて親鸞聖人新暦御命日法要の法話をさせて頂きました。

さて、本山、錦織寺は一体どちらにございますかといいますと、京都からも近い琵琶湖南岸の地域、野洲市にございます。

本山錦織寺については二年前にお参りさせて頂いた時に『滋賀県野洲「真宗木辺派本山 錦織寺」を訪ねて』という記事で当ブログでも紹介させて頂きました。

二年ぶりに訪れた本山。しかも今回は布教ということで非常に緊張しながらお参りさせて頂きました。

そして今回は「2019年世界一周の旅 ポーランド編」というテーマでお話させて頂きました。

アウシュヴィッツは私にとっても非常に強烈な印象を受けた場所でした。

そこで私が何を見て何を感じたのか、実際に現地はどのような場所だったのかということを法話の前半でお話ししました。

そして後半では浄土真宗の開祖親鸞聖人の言葉からホロコーストという出来事を考えていきました。

アウシュヴィッツでの体験から私の中に浮かんできた親鸞聖人の言葉。

「人間は縁次第で誰しもが悪を犯しうる」

こちらは『歎異抄』第13章の中の言葉を私なりにまとめさせていただいたものです。

私にとってもその言葉は本当に大切なものになりました。

「ホロコーストは極悪人が狂気のごとく行ったものではない。ナチスという巨大なシステムの一部になった時、人は誰しもがそれを行いうるのだ」ということを親鸞聖人の言葉から考えさせて頂きました。

私の体験を通して来て下さった皆様と少しでもそのことについて問題を共有できたらという思いでお話をさせて頂きました。

来て頂いた皆様にとって少しでも感じて頂けるものがありましたら嬉しく思います。ご清聴頂きましてありがとうございました。

そして御本山の皆様には様々な面でお助け頂き本当にありがとうございました。

これからも精進致しますので今後ともよろしくお願いします。

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